電車温泉日帰り旅行記

伊東温泉七福神の湯めぐり・6湯目

（5湯目 湯川弁天の湯からの続き。1湯目は恵比寿あらいの湯）
本日は伊東温泉で七福神湯めぐりをしている西さんと北さん。伊東駅の隣、南伊東駅から歩いて5、6分ほどの鎌田福禄寿の湯へと向かっています。

外観

「鎌田湯は、駅から近いはずだよ。」

「そう…。あの、もう、けっこう疲れたんですけど…。」

「じゃあ、温泉入って疲れを取ろう。」

「いや、そういうことじゃなくてね、のども乾いたし、ビールを・・・」

「あ、ここだ鎌田湯。ついたぞ。」

福禄寿

福禄寿像がお出迎え。さっそくのれんをくぐって中へ入ります。脱衣所にて。

脱衣所

「ああ、うん、共同湯らしいねえ。」

「ここも、古いけど清潔な感じだな。汚いっぽいと風呂入るのも気持ち悪いけど、ちゃんと掃除されてれば多少古くてもＯＫだな。」

浴室に入ります。湯船と壁のグリーンのタイル、それに高い天井が相まって、リラックスした雰囲気をかもし出しています。湯船は中央で、洗い場は壁に沿って設置されています。

浴槽

「へー、きれいな緑だね、このタイル。」

「ううむ、これ以上ないほどシンプルだな。必要最低限の設備じゃん…。」

「なあに、お湯さえよければ設備なんてどうでもいいんだよ。さてそのお湯は…ふむ、いいねえ。」

「ああ、うん、いい湯加減。」

「あまり特徴ない感じが伊東らしいといえば伊東らしいけど、安心できるお湯かなあ。」

「しかし、静かだね・・・。」

「だね・・・。ほんと、安らぐなあ・・・。」

西さんと北さん、湯から上がってきました。

「さあ、次は最後、岡布袋の湯まで歩くぞ。」

「歩く？　本気で？　遠くない？」

「ちょうど伊東駅と南伊東駅の中間なんだよね～。バスとかあるかもしれないけど、歩いたってたぶん10分くらいだから。」

「今日はもう十分湯めぐりしたし、このへんで切り上げて続きは…」

「いやいやいや、ここまで6軒まわったんだよ。あと一つなんだから、ここまで来たら、コンプリートしないと！」

「え～、もう、疲れたんですけど…。」

「サッカーで言えば、今は後半30分って時間帯だよ。つまり、ここががんばりどころってこと。さっ、行くぞ！」

「なんで風呂入るのにがんばらなきゃ・・・って、おーい、ちょっと、待ってくれー。」

というわけで、残る七福神は布袋のみ。コンプリート目指して、岡布袋の湯へと向かいます。なお、鎌田福禄寿の湯から岡布袋の湯までは、歩くと実際は20分ほどかかります。（→7湯目 岡布袋の湯へ続く）

（2015年 6月）