奈良田温泉 白根館
山梨県南巨摩郡早川町奈良田344
秘境・奈良田に行く理由。他のどことも違う「七不思議の湯」は、絶対また行きたくなる!
「七不思議の湯」と名付けられた湯は、日によって緑色になったり白濁していることも。 湯の花も黒かったり白かったり、硫黄の香りも強くなったり弱くなったりするそう。 入ると肌がツルツルになる「美肌の湯」と評判。
趣のある和風の建物で、浴室からは奈良田湖が望める。 露天風呂も何とも言えない風情あり。
珍しい方言や民俗風習が残る奈良田は「民俗学の宝庫」と呼ばれることも。 歴史民俗資料館や石置き板ぶき屋根古民家を再現した山城屋などで、昔の奈良田の暮らしを偲ぶのもよし。
アクセス
エリア・沿線
甲信越 - 山梨県
JR身延線
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東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅京王 1時間 京王線 ¥410
- 高尾駅JR 1時間40分 中央本線 ¥2,310
- (甲府駅のりかえ)JR 1時間15分 身延線 ¥ -
- 波高島駅徒歩 9時間 37km 標高差622m
- 白根館
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR 2時間35分 中央本線 ¥3,080
- (甲府駅のりかえ)JR 1時間10分 身延線 ¥ -
- 下部温泉駅早川町バス 1時間9分 はやかわ乗合バス ¥800
- 奈良田温泉バス停徒歩 2分 0.2km
- 白根館
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR特急 1時間40分 かいじ etc. 指定席※¥4,660
- (甲府駅のりかえ)JR特急 45分 ふじかわ 自由席※+¥660
- 下部温泉駅タクシー 1時間 約¥16,600
- 白根館
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅 (新南改札)徒歩 2分
- バスタ新宿 (4階)高速バス 3時間22分 身延線 ¥3,400
- 飯富バス停徒歩 0分
- 飯富ふれあいセンターバス停早川町バス 1時間 はやかわ乗合バス ¥800
- 奈良田温泉バス停徒歩 2分 0.2km
- 白根館
静岡からのアクセス
- 静岡駅JR 40分 東海道本線 ¥1,520
- (富士駅のりかえ)JR 1時間15分 身延線 ¥ -
- 身延駅早川町バス 1時間30分 はやかわ乗合バス ¥1,000
- 奈良田温泉バス停徒歩 2分 0.2km
- 白根館
静岡からのアクセス
- 静岡駅JR特急 1時間20分 ふじかわ 自由席※¥2,720
- 身延駅タクシー 1時間10分 約¥18,500
- 白根館
静岡からのアクセス
- 静岡駅徒歩 2分
- 静岡駅前 (松坂屋前17番のりば)高速バス 56分 静岡甲府線 ¥1,800
- 身延駅徒歩 2分
- しょうにん通り商店街 第3駐車場※シェアサイクル 4時間
¥3,000/24時間
44km 標高差652m - 白根館
東京からのアクセス
- 新宿
- 京王
- 高尾
- JR(甲府経由)
- 波高島
- 徒歩
12:55 ¥2,720
- 新宿
- JR(甲府経由)
- 下部温泉
- バス
- 奈良田温泉
- 徒歩
4:56 ¥3,880
- 新宿
- JR特急(甲府経由)
- 下部温泉
- タクシー
3:25 約¥21,920
- 新宿
- 高速バス
- 飯富
- バス
- 奈良田温泉
- 徒歩
4:26 ¥4,200
静岡からのアクセス
- 静岡
- JR(富士経由)
- 身延
- バス
- 奈良田温泉
- 徒歩
3:27 ¥2,520
- 静岡
- JR特急
- 身延
- タクシー
2:30 約¥21,220
- 静岡
- 高速バス
- 身延
- シェアサイクル
5:00 ¥4,800
- JR中央線を走る特急「あずさ」「かいじ」には自由席が無く、「指定席特急券」「座席未指定券」という2種類の指定席があります。 どちらも同じ料金で、通常期・繁忙期・閑散期の区分はありません。 ただし、購入する場所・方法によって価格は異なります。 (ネット<駅<車内、「えきねっとチケットレスサービス」「えきねっとトクだ値」等参照。) 「座席未指定券」は、空いている席はどこでも座れますが、優先権はありません。 したがって、その席の「指定席特急券」を持っている人が来た場合、その人に席を譲らなければなりません。
- 上記以外のJR特急の指定席料金は、最繁忙期は930円、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本の きっぷあれこれ_特急券 参照)
ただし身延線の特定の区間については、自由席料金が通常より安く設定されているため、指定席料金がこの計算結果より高くなる場合があります。 - JR身延線ではSuicaやPASMOなどのICカード乗車券は使用できません。
- ぶらりふじかわ は早川町を含む山梨県峡南地域で利用できるシェアサイクル (レンタサイクル) です。1時間600円・24時間3,000円、電動アシスト付き。利用するにはクレジットカードと、スマホにアプリをダウンロードする必要があります。
- 電車などの料金は切符 (現金) を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物
- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
(→奈良田温泉 女帝の湯からの続き)
本日は、南アルプスの山あいにある奈良田に来ている西さん北さん。
午後に行く立ち寄り湯は「白根館」です。
外観
「白根館はもうすぐそこだよ。」
「ああそう。…おっ、なんか、硫黄の匂いがする。」
「そうそう、白根館は外から硫黄が匂うんだ、思い出した。」
外観
白根館の駐車場に到着。
「この上か。…ん? 『七不思議の湯』だって。七不思議…」
「たしか、日によって色とか変わるらしいよ。」
階段を上ると白根館の玄関です。玄関の両側に「日本秘湯を守る会」の提灯があります。
玄関
「秘湯を守る会なんだ。ところで、今さらなんだけど、秘湯って何がどうだったら秘湯になるの?」
「ああ、ええっと、…ま、要するに、秘湯っぽかったら秘湯だよ。」
「何だそれ。」
「んー、はっきりした定義ってのはないからねえ…。」
などと言いつつ入館。
♨ 白根館のご主人は、日本秘湯を守る会の相談役も務めたお方です。
ロビー
「なんか、旅館みたい。」
「いや旅館だし。…いや、今は旅館はやめて日帰り専門になってるけど。つい最近まではれっきとした旅館だったよ。」
「あ、そうなんだ。良さげな旅館なのに、やめちゃうなんてもったいない。」
浴室へは休憩スペースの横を通って外に出ます。案内板には、右は露天風呂、左は内湯との表示。まずは内湯に向かう西さん北さん。
内湯
「お、なかなか年季が入ってるじゃん。いいかんじ。」
内湯湯口
「だろ? それにこのお湯、ぬるっというかとろっていうか、実にいいんだよね。湯の花もたくさんあるし。」
「なるほどー。景色も見えるし、悪くないな。」
次は露天風呂へ。いったん服を着て、先ほどの案内板まで戻ります。露天風呂はその先です。
♨ 白根館は1962年開業の旅館でしたが、2020年2月で宿泊業務は終了しました。 現在は日帰り温泉のみの営業となっています。
露天風呂
「広くないけど風情あるじゃん。」
露天風呂湯口
「あれっ? こんな感じだったかな? 前に来た時と違うような…。前は確か岩風呂だったと思うけど…。」
「そう? でもやっぱり外の空気で風呂入るのはいいねえ。ところで、お湯が何となく青緑っぽく見えるのは気のせい?」
「どうだろ。日によって色が変わるらしいから、実際うっすら色ついてるかも。」
しっかり白根館のお湯を堪能してから、湯上りは休憩スペースへ。
休憩スペース
「やっぱりいい湯だった~。」
「なんか肌がスベスベになったよ。ほんとに美肌の湯じゃん。こんな良い温泉なのに、旅館やめたなんて、もったいなさすぎ。」
「確かに。立ち寄り湯だって、いつまで続くかわからんし。」
「じゃあ、近いうちにまた来ないと。夏と秋はクリアしたから、あと冬と春に。」
「冬と春か…。確かに、景色はきれいだろうなあ。」
雪景色、桜景色の奈良田の里を想像して、これはぜひとも再訪せねばという気になった西さん北さん。 温泉のある景色が、巡る季節の中にいつまでもあってほしいと思った旅となりました。
(2024年 11月)
♨ 西さんが前に来た時の岩風呂
露天風呂 (岩風呂)
今回の訪問時、この露天風呂があるほうの浴室は女風呂になっていました。
の感想 & 評価
お湯がトロっとした感じで非常に個性的かつ印象的。そのうえ日によって変化すると聞くと、また来たくなる。
4.0点
温泉施設
温泉データ(温泉分析書等より)
(調査日2016年4月8日)
- 泉質
- 含硫黄 - ナトリウム - 塩化物温泉 (低張性アルカリ性高温泉)
- 源泉名
- 奈良田温泉 七不思議の湯
- 湧出地
- 山梨県南巨摩郡早川町奈良田323番地
- 泉温
- 47.8℃(気温 17℃)
- 湧出量
- 75.0 L/分 (動力揚湯)
- pH値
- 9.1
- 成分総計
- 3.905 g/kg
- 知覚
- 無色澄明、硫黄味、塩味、硫黄臭
今日のビール
Nori's Beer
(左:American Pale Ale、右:Amber Ale)
早川町の隣の隣、市川三郷町にあるブルワリー「Nori's Beer」。 醸造を開始したのは2023年と、まだ新しいビール醸造所です。 麦とホップのキャラが描かれたラベルが目印。
味は、どちらも柑橘系を思わせる爽やかな飲み口が身上。 苦みもどこかビターオレンジっぽいので、ビールの苦いのが苦手という人でもいけるかも。 「まだ新しい醸造所だから」「知らない銘柄だから」と敬遠してたらモッタイナイです。
(各660円/330ml) (→ Nori's Beer)
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。