車ではなく、電車・バスで行く日帰り温泉旅行記

Takayu Onsen Attakayu

高湯温泉 あったか湯

福島県福島市町庭坂字高湯25

"チェレステ・ブルー"のお湯にたゆたう湯の花。100%源泉かけ流しのお湯は高湯温泉でも屈指の新鮮さ

高湯温泉あったか湯浴槽
高湯温泉あったか湯外観 高湯温泉あったか湯ロビー 高湯温泉あったか湯湯口

きれいな空色、無数の湯の花、ふくよかな硫黄の香りと酸味のお湯はとても印象的。 山あいの清涼な風のなか、このお湯に身をゆだねれば日々の疲れも吹っ飛ぶこと間違いなし。

源泉から湯船までわずか60m、高湯温泉の中でも源泉から一番近い温泉施設。 鮮度バツグンのお湯が100%源泉かけ流しという贅沢さなのに、これで250円は安すぎ!

高湯温泉は「一切の鳴り物を禁ず」という昔からのしきたりを守る静かな山あいの温泉地。 薬効あらたかな湯として知られ、2010年には「源泉かけ流し宣言」を発表するなど、 高湯温泉全体で源泉かけ流しのお湯を守っている。 また、じゃらんの全国温泉地満足度ランキングでは総合満足度1位に輝いている。

アクセス

アクセスの良さ

0.0点(上野から)

2.5点(仙台から)

→アクセスの点数のつけ方

エリア・沿線

東北 - 福島県

JR東北本線

温泉地
東京(上野)からのアクセス
  • 上野駅JR 5時間15分 東北本線 ¥4,840
  • 福島駅徒歩 3時間25分 15.8km 標高差676m
  • あったか湯
東京(上野)からのアクセス
  • 上野駅新幹線 1時間30分 やまびこ etc. 自由席 ¥8,370
  • 福島駅 (西口1番のりば)福島交通バス 36分 上姥堂経由高湯行き ¥840
  • 高湯バス停徒歩 0分
  • あったか湯
東京(新宿)からのアクセス
  • 新宿駅 (新南改札)徒歩 2分
  • バスタ新宿 (4階)高速バス 約5~6時間 約¥3,000
  • 福島駅(西口1番のりば)福島交通バス 21分 上姥堂行き ¥580
  • 上姥堂バス停徒歩 1時間25分 6.7km 標高差546m
  • あったか湯
東京(東京)からのアクセス
  • 東京駅 (八重洲南口)徒歩 6分
  • 八重洲鍛冶橋駐車場(夜行) 高速バス 約6時間 約¥3,000
  • 福島駅タクシー 40分 約¥7,000
  • あったか湯
仙台からのアクセス
  • 仙台駅JR 1時間25分 東北本線 ¥1,340
  • 福島駅 (以降は前記同様)
仙台からのアクセス
  • 仙台駅新幹線 25分 やまびこ 自由席 ¥3,210
  • 福島駅 (以降は前記同様)
  • 新幹線を含むJR特急の指定席料金は、最繁忙期は930円、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本の きっぷあれこれ_特急券 参照)
  • 福島駅西口から高湯温泉方面に行くバスは、上姥堂バス停を経由して高湯まで行く便と、上姥堂バス停どまりの便があります。
  • 東京駅から八重洲鍛冶橋駐車場(高速バス乗り場)への行き方は さくら高速バス のサイトが詳しいです。
  • 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
  • アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
上姥堂バス停からの道順

(6.7km, 546m)

  • 上姥堂バス停付近に高湯温泉への案内標識があるので、それに従い道なりに上る

バス停:バス停

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日帰り温泉旅行記

登場人物

西さん
西さん
泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
北さん
北さん
泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。

(→旅館玉子湯からの続き)
玉子湯を堪能した西さんと北さん、次は共同浴場「あったか湯」へと向かいます。 雪は時々強くなったりしながら、ちらちらとまだ降り続いています。

高湯温泉ってこんなところなんだな。レストラン的な店が一軒もないよ。みんな食事とかどうしてるのかな?

さて。泊まってる旅館とかで全部済ますのかね。

そういことか。ラーメン屋でも出せば、けっこう客入ると思うけどなあ。

うん、特にこんな雪の日はね。…なんかラーメン食べたくなってきた…。ラーメン屋、ないかなあ…。

ラーメン屋はついぞ現れず、そのかわりにあったか湯に到着です。

あったか湯外観

外観

お、着いた。

うー寒いー、とりあえず温泉入ってあったまろう。

了解了解。

あったか湯の駐車場からは源泉を見ることができます。(雪が積もっていなければ)

あったか湯源泉

あったか湯源泉

あったか湯ロビー

ロビー

廊下の貴重品ロッカーに貴重品を入れて、浴室へは階段を下りていきます。

ここって最近できた共同浴場なのかな? なんか、きれいで新しいっぽくない?

最近じゃないと思うけど、確かにきれいだね。掃除が行き届いているかんじ?

あったか湯の浴槽は、露天風呂(半露天風呂)がひとつだけというつくり。 脱衣所から浴室のドアを開けると、正面にその浴槽が見えます。

あったか湯浴槽

浴槽

おーっ、なかなかいいじゃん!

露天風呂だけなんだな。シンプルなつくりだね。

お湯はやっぱり空色なんだな。これだけでちょっと得した気分~。

確かにね。

さっそく湯船に入ります。

あったか湯浴槽と洗い場

浴槽と洗い場(厳密には上がり湯の蛇口)

やっぱりお湯がいいねえ! 湯の花もたっぷりだし。

このお湯で露天風呂ときたら最高じゃん。内湯じゃなくて露天風呂ってのがナイスだね。

まあ、どっちにしてもお湯を楽しむには湯船はシンプルなのがいいんだよ、ホント。

ここで北さん、湯口近くに貼られている注意書きに気づいたようです。

あったか湯のオープンは2003年です。

あったか湯湯口

湯口

ん? なんか書いてるな…。へえー、注ぎ口から離れて入れってさ。硫化水素ガスが温泉と一緒に来てるんだと。

ああ、なるほどね。要するに、硫化水素ガスを吸うと危険だからねえ。

硫化水素ガスって、硫黄の匂いだろ。そんな危険なものなの?

濃いのを吸うと気を失ったり死ぬこともあるらしいよ。

へぇーそうなの。…でも、ということはだよ、硫黄の匂いがしたらリラックスできないじゃん。危険なんだから。むしろ塩素の匂いがした方がリラックスできるんじゃない? そのほうが清潔で安全なんだからさ。

むむっ、珍しく説得力あるな…。…いや、ま、要するに、アルコールみたいなもんだよ。量が多いと毒だけど、適量ならいい気分になるんだよ。

おお、そういうことかー。

ほどよい硫黄の匂いですっかりリラックスモードの西さんと北さん。高湯温泉の空色のお湯をこころゆくまで堪能しました。

あったか湯休憩所

休憩所

あったか湯休憩所からの景色

休憩所からの景色

湯上がりは休憩所にて一休み。涼むには扇風機だけでは物足りず、ほんの少し開けた窓の外は、すっかり冬に戻ったかのような景色です。 ここ福島に桜前線が訪れるのは、まだもう少し先のことでしょうか。

(2019年 4月)

あったか湯は、源泉から湯船までの距離が短く、お湯がたいへん新鮮なのですが、それゆえ硫化水素ガスが充分抜け切れない可能性があるとのこと。 内湯を作らなかったのは硫化水素ガスが滞留することを危惧してのことらしいです。

西さん の感想 & 評価

お湯は存在感満点で、しかも高湯でも屈指の新鮮なお湯が楽しめる、文句なく素晴らしい共同浴場。

4.0点

北さん の感想 & 評価

きれいな空色のお湯は特別感があって大満足間違いなし。これで250円とはコスパ良すぎでしょう。

3.0点

→点数のつけ方

温泉施設

住所
福島県福島市町庭坂字高湯25
電話
024-591-1125(高湯温泉観光協会内)
Web
共同浴場あったか湯
営業
9:00~21:00(受付~20:30)
定休
木曜 (木曜が祭日の場合は翌日)
ただし繁忙期(8・10月)は無休
料金
(利用は1時間以内)
大人 250円/小人(1歳以上) 120円
貸切風呂は上記に加え、1回(50分)1,000円
浴槽
男女別露天風呂、貸切風呂(要予約、要2人以上)
備品等
シャワー・石鹸・シャンプー等は無し
設備
脱衣所にロッカーなし(廊下に貴重品ロッカーあり)
備考
タトゥー入浴OK

温泉データ(温泉分析書等より)

(分析日 2014年5月30日)

泉質
酸性 - 含硫黄 - カルシウム・アルミニウム - 硫酸塩温泉(硫化水素型)
(低張性酸性高温泉)
源泉
高湯26番 滝の湯
湧出地
福島県福島市町庭坂字高湯26番地
泉温
50.5℃(気温 42.0℃)
湧出量
- L/分 (自然湧出)
pH値
2.7
成分総計
1.871 g/kg
知覚
-

小冊子『高湯温泉録』より

高湯26番滝の湯
泉温
50.5℃(気温 19℃)
湧出量
738 L/分(自然湧出)
pH値
2.7
使用施設
あったか湯、安達屋、玉子湯、ひげの家、高湯温泉のんびり館

今日のビール

福島路ビール

みちのく福島路ビール

(左から:ピルスナー、ヴァイツェン、レッドエール)

福島市内で醸造しているクラフトビールです。 ピルスナーはキリッとした苦味、ヴァイツェンは干し草のような風味と酸味、レッドエールはストロベリーっぽいフルーティさが特徴といった感じでしょうか。 このほか、福島産にこだわった「桃のラガービール」「林檎のラガービール」なんてのもあります。 試してみれば福島旅行の土産話になることは確かでしょう。

(各330ml、631円) ( みちのく福島路ビール)

  • 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
  • 記載の情報は現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルウェブサイトなどで確認してください。

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