武蔵小山温泉 清水湯
東京都品川区小山3-9-1
黒湯と古代海水温泉。東京ベイエリアを代表する2種類の泉質を露天風呂で楽しめる、超お得な温泉銭湯
黒湯はpH値8.3、ヌルスベ感のある「美肌の湯」。古代海水温泉は500万年前の地層から湧出し、ヨード成分豊富なお湯を源泉かけ流し。この2つの泉質をいっしょに楽しめるのは清水湯ならでは。
露天風呂は2つの浴槽で段差のある趣のあるつくり。休憩にデッキチェアから空を眺めれば、東京都内であることを忘れる贅沢気分。
庶民的で飾らない雰囲気そのままに、リニューアルにより新しく明るい建物に。湯上がりには瓶牛乳や自家製天然温泉玉子などもあり。
アクセス
エリア・沿線
関東 - 東京都
東急目黒線
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目黒からのアクセス
- 目黒駅東急 5分 目黒線 \130
- 武蔵小山駅徒歩 5分 0.4km
- 武蔵小山温泉清水湯
五反田からのアクセス
- 五反田駅徒歩 25分 1.9km
- 武蔵小山温泉清水湯
五反田からのアクセス
- 五反田駅(西口)東急バス 8分 反11 \220
- 小山三丁目バス停徒歩 5分 0.4km
- 武蔵小山温泉清水湯
渋谷からのアクセス
- 渋谷駅東急 5分 東横線 \160
- 学芸大学駅徒歩 1分 0.1km
- 学芸大学駅バス停東急バス 13分 反11 \220
- 小山三丁目バス停徒歩 5分 0.4km
- 武蔵小山温泉清水湯
アクセス
- 目黒
- 東急
- 武蔵小山
- 徒歩
0:10 \130
- 五反田
- 徒歩
0:25 \0
- 五反田
- バス
0:13 \220
- 渋谷
- 東急
- 学芸大学
- バス
0:24 \380
- 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物
- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
梅雨の季節。毎日じめじめとした天気が続くなか、気分晴らしに近場の温泉銭湯に行こうかという話になった西さん北さん。品川区・武蔵小山にある温泉銭湯「清水湯」へとやって来ました。武蔵小山駅から歩いてたった6分の駅近温泉です。
外観
「ほらここ。着いたよ。」
「へー、ほんとに駅から5、6分だったな。」
「清水湯の裏側に出るルートなら、もうちょっと近いような気がするけどね。帰りはそっちを通ろう。」
「まだ新しいみたいだけど、適度に風情があって、適度にオープンなかんじじゃん。」
「そうそう、地元の人が多いけど、旅行客みたいな人でも気軽に入れそうな雰囲気だよね。」
フロントの前は休憩スペースになっています。そこを抜けて脱衣所、浴室へと向かう二人。
♨ 清水湯は2008年にリニューアルしました。
「ところで、ここの黒湯、熱くないってほんと?」
「ああ、あまり熱くないよ。42度くらいかな?」
「ほんとか? どうも、黒湯というと、入れないほど熱いっていうイメージなんだが・・・、んん? ほんとだ、あまり熱くないな。」
内湯(黒湯)(奥が電気風呂、手前がジェットバスエリア)
「なっ? 言ったとおりだろ。」
「そうだな、これならだいじょ…うわっっ! 今なんかビリッと来た!」
「ああ、このへんは電気風呂エリアだからねえ。もうちょっとそっちのジェットバスエリアに行こう。」
♨ 黒湯は、植物の堆積物からできる「フミン酸」等の有機物がお湯に溶けていることにより、色が黒く見えます。東京には多くの黒湯の温泉があります。
「なんで電気ビリビリ風呂なんか作るのかな。電気グルーヴだけでいいよ…。…あら?…むむ、なんかこのジェット水流、強くない?」
「ん…、確かに、かなーり、強いね。」
「油断してると、水流に流されそうだな…。おっと…」
「おい、押してくるなよ。こっちは電気ビリビリエリアなんだから。」
「いや、押すつもりは無いんだけど、ジェットの水流で…こう…。」
「おいこら、押すなって…うわっ! ビリビリきたっ!」
お次は露天風呂に出てみた西さん北さん。出てすぐのところにあるのは黒湯の湯船、一段高いところにあるのが「黄金の湯」の湯船です。まずは黒湯の湯船へ。
♨ 「電気ビリビリ」は電気グルーヴの初期の名曲。
露天風呂(黒湯)
「お、露天の黒湯はさらにぬるめで、いいね~。」
「そうね、でもさっきの内湯の黒湯のほうが、ヌルヌル感があるような気がするんだが…。お湯もちょっと汚れが目につくし。」
「しかし、お湯の状態以前に、東京の黒湯って熱すぎて入ってられないのがほとんどだからなあ。」
「ははは。確かにそういうところは多いね。」
次は、竹の植え込みを見ながら短い階段を上がった先にある「黄金の湯」の湯船です。
露天風呂(黄金の湯)
「おっ、温度的にはここが一番長湯できるな。」
「この湯船は源泉かけ流しだしね。ちょっと海藻っぽいヨードの匂いが新鮮なかんじで、この湯船が一番好きだな。」
「療養泉認定の古代海水温泉、て書いてるな。海水か…味は…わっ、ほんと、しょっぱいっ!」
露天風呂(黄金の湯)
湯口
「古代海水温泉というのも関東には多いからねえ。でもこれと黒湯の両方あるのは、珍しいと思うよ。ここだけじゃないかなあ。」
「しかも、両方露天風呂で楽しめるってのがポイント高いよ。デッキチェアのスペースもあるし、ちゃんと空も見えるし、都内ってことを考えれば大健闘じゃん。」
「それは言えてるな。」
フロント前の休憩スペースに面した庭
黒湯と黄金の湯を十分堪能して風呂から上がってきた西さんと北さん。1階フロント前の休憩スペースに出てきました。
「いやーいい湯だったー。黒湯もちゃんと入れば、いいもんだねー。」
「そうそう。」
「あれ? 日本庭園ぽい庭があるけど、窓全開じゃん。蚊とか入ってこないのかな?」
「蚊取り線香たいてるから大丈夫なんだろ。何か飲む物買って、しばらくここで涼むとしよう。」
♨ 東京の銭湯では、湯温45度くらいは珍しくありません。地元の人ならともかく、たいていの旅行者にとっては熱いかと思います。
湯上がり、夕涼み、蚊取り線香の匂い。湿気を含んだ生ぬるい微風と冷たいビールで、一足早く日本の夏気分を満喫した西さんと北さん。つけっぱなしのテレビからは、梅雨明けはもうすぐとの声が聞こえてきました。
(2015年 7月)
♨ フロント横には生ビールのサーバーがあります。500円-600円。
の感想 & 評価
古代海水温泉は贅沢に源泉かけ流し。黒湯の内湯も悪くなく、銭湯価格とは思えないほど十分満足できる温泉。
3.0点
温泉施設
- 住所
- 東京都品川区小山3-9-1
- 電話
- 03-3781-0575
- Web
- 武蔵小山温泉清水湯
- 営業
- 12:00~24:00(日曜は 8:00~)
- 定休
- 月曜(祝日は営業、振替休日なし)
- 料金
- 大人 470円/中学生 300円/子供 180円/幼稚園児 大人1人につき2人まで無料
サウナ 400円/岩盤浴(女性専用)1,400円 - 浴槽
- 男女別内風呂(泡風呂、電気風呂、サウナ、水風呂あり)、男女別露天風呂、女性のみ岩盤浴
- 備品
- シャンプー等は無し
温泉データ(温泉分析書等より)
黄金の湯
(調査日 2007年4月4日)
- 泉質
- ナトリウム - 塩化物強塩温泉
(高張性弱アルカリ性温泉)
最新の調査では、泉質は「含ヨウ素泉」に該当しているとのこと。(2019年現在)
- 湧出地
- 東京都品川区小山3丁目177-33
- 泉温
- 38.0℃(気温 15℃)
- 湧出量
- 260 L/分(掘削動力揚湯)
- pH値
- 7.8
- 成分総計
- 18.66 g/kg
- 知覚
- 僅微黄色澄明鹹味僅微鉱物油臭、ガス発泡ガス湧出有り
黒湯
(調査日 2009年8月26日)
- 泉質
- メタけい酸及び重炭酸ソーダ
- 泉温
- 18.6℃(気温 27℃)
- 湧出量
- 10 t/日※(掘削動力揚湯)
10 t/日 は、約 7 L/分 に相当
- pH値
- 8.3
- 成分総計
- 0.847 g/kg
- 知覚
- 淡褐色澄明殆ど無味無臭
今日の寄り道
アマメリア エスプレッソ
清水湯から武蔵小山駅へ帰る道すがら、立ち寄りたいのが「アマメリア エスプレッソ」。 自家焙煎のこだわりのエスプレッソを淹れてくれるコーヒー屋さんです。 初めて飲んだ時は、コーヒー豆にはこんなにもたくさんの味や香りが詰まっているものなのかと驚きました。 (→AMAMERIA)
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。 特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、 最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。