車ではなく、電車・バスで行く日帰り温泉旅行記

Naeba Onsen Yukisasanoyu

苗場温泉 雪ささの湯

新潟県南魚沼郡湯沢町三国355

苗場に名湯あり。ふくよかなさび鉄の匂いと、にごり湯の存在感が圧巻の100%源泉かけ流し温泉

苗場温泉雪ささの湯内湯
苗場温泉雪ささの湯洗い場 苗場温泉雪ささの湯内湯 苗場温泉雪ささの湯露天風呂

湯口から注がれる源泉は透明だが、空気に触れることにより、赤茶けた黄土色のにごり湯となる。 浴室に一歩足を踏み入れると感じるふくよかなさび鉄の匂いは、木の壁の美しさと相まって、 温泉らしい風情を醸し出している。

露天風呂は東屋風の屋根と周りに岩を配した湯船。冬にはスキーの後の雪見露天風呂が人気。

「スキーのついで」「フジロックのついで」と軽く見ることなかれ。この湯に入るためだけに、苗場を訪れる価値がある。

アクセス

アクセスの良さ

0.0点(上野から)

1.0点(新潟から)

→アクセスの点数のつけ方

エリア・沿線

甲信越 - 新潟県

JR上越線

温泉地

東京(上野)からのアクセス
  • 上野駅JR 3時間50分 高崎線 etc.~上越線 ¥ 3,410
  • 越後湯沢駅 (東口)南越後観光バス 37分 西武クリスタル線 ¥ 670
  • 浅貝下 or 浅貝バス停徒歩 2分 0.2km
  • 雪ささの湯
東京(上野)からのアクセス
  • 上野駅新幹線 1時間25分 とき etc. 自由席¥ 6,050
  • 越後湯沢駅タクシー 50分 23.7km 約¥ 7,800
  • 雪ささの湯
東京(池袋)からのアクセス
  • 池袋駅 (東口)徒歩 3分
  • 西武バスのりば高速バス 2時間56分 長岡-新潟線 ¥ 2,600~¥ 6,000
  • 湯沢高速バス停徒歩 5分 0.4km
  • 小原バス停南越後観光バス 33分 西武クリスタル線 ¥ 670
  • 浅貝下 or 浅貝バス停徒歩 2分0.2km
  • 雪ささの湯
新潟からのアクセス
  • 新潟駅JR 2時間50分 信越本線~上越線 ¥ 2,310
  • 越後湯沢駅 (以降は前記同様)
新潟からのアクセス
  • 新潟駅JR特急 50分 しらゆき 自由席¥ 3,510
  •  (長岡駅のりかえ)JR 1時間20分 上越線 ¥ -
  • 越後湯沢駅 (以降は前記同様)
新潟からのアクセス
  • 新潟駅新幹線 50分 とき etc. 自由席¥ 4,950
  • 越後湯沢駅 (以降は前記同様)
東京からのアクセス
  • 上野
  • JR
  • 越後湯沢
  • バス
  • 温泉
  • 4:29 ¥ 4,080

  • 上野
  • 新幹線
  • 越後湯沢
  • タクシー
  • 温泉
  • 2:15 ¥ 13,850

  • 池袋
  • 高速バス
  • 湯沢
  • バス
  • 温泉
  • 3:39 ¥ 3,270~¥ 6,670

新潟からのアクセス
  • 新潟
  • JR
  • 越後湯沢
  • (以降は前記同様)
  • 2:50+ ¥ 2,310+

  • 新潟
  • JR特急
  • 長岡
  • JR
  • 越後湯沢
  • (以降は前記同様)
  • 2:10+ ¥ 3,510+

  • 新潟
  • 新幹線
  • 越後湯沢
  • (以降は前記同様)
  • 0:50+ ¥ 4,950+

  • 新幹線を含むJR特急の指定席料金は、最繁忙期は930円、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本の きっぷあれこれ_特急券 参照)
  • 苗場方面に行くバスは、季節により運行本数が大きく変わります。
  • 高速バスの湯沢バス停は高速道路の湯沢インターにあります。 湯沢バス停から路線バスでJR越後湯沢駅に行く場合は宮林バス停または小原バス停、苗場方面へ行く場合は小原バス停を利用します。 (小原バス停に行くには三国街道に出る階段をのぼることになります。)
  • 降雪・積雪等があると、上記の所要時間より時間がかかる可能性があります。
  • 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
  • アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。

雪ささの湯への行き方

(浅貝下バス停 or
 浅貝バス停からの道順)
  • 浅貝下バス停からは、バスの進行方向に向かって進む。
  • 浅貝バス停からは、バスで来た道を少し戻るかんじ。
  • 黄色い看板が目印。

バス停:バス停

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日帰り温泉旅行記

登場人物

西さん
西さん
泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
北さん
北さん
泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。

4月。スキーシーズンもそろそろ終わりという苗場にやってきた西さんと北さん。目的はもちろんスキーではなく温泉です。越後湯沢駅で電車を降り、快晴の空の下、陽光がきらめく残雪の道をバスに揺られ、「雪ささの湯」へとやって来ました。実は、「雪ささの湯」へ行きたいと言ったのは北さんで、いい温泉があるからと言って西さんを連れてきた次第。どうやら北さんは、前にもこの温泉に来たことがあるようです…。

北さんのセリフ 「ええっと、確かこの道沿いのはずだけど…。あ、あった。ここだここ。」

雪ささの湯外観

外観

西さんのセリフ 「ああ、やっと着いたか。…ん? マンションか?」

北さんのセリフ 「まあ、外見は温泉らしくないよな。」

西さんのセリフ 「本当にいい温泉なのかい?」

北さんのセリフ 「う…ん、良かった…ような印象はあるけど…。」

雪ささの湯は、かつては「美人の湯」という名前の温泉施設でしたが、2005年にリニューアルして「雪ささの湯」となりました。

目印の黄色い看板 雪ささの湯看板

時間は朝の10時。オープン直後の雪ささの湯は、どうやら誰もお客さんは来ていないようです。トリケラトプスの前を通り、浴室へと向かった二人。

雪ささの湯内湯

内湯

西さんのセリフ 「おっ! さび鉄の匂いがいい感じじゃないか!」

北さんのセリフ 「ああ、思い出した。そういや、こんなとこだった。」

西さんのセリフ 「へえー、にごり湯か。それもかなりのだな。」

北さんのセリフ 「そうそう、そうだよ。そうだったよ。」

湯船のお湯は赤茶けた黄土色です。西さんと北さん、さっそく湯船につかってみました。

雪ささの湯内湯湯口

内湯湯口

西さんのセリフ 「透明度は20センチくらいか…。湯口から出る時は透明なのにねえ。すごい湯だな。ふむ…確かに…これはいいぞ…。」

北さんのセリフ 「なっ、いい湯だろー。」

西さんのセリフ 「よくこんないい温泉知ってたな。スキーもしないくせに。」

北さんのセリフ 「いやあ、去年、フジロックに来た時に入ったんだよ。」

西さんのセリフ 「ああ、フジロックか…。」

休憩スペースの前には、子供が乗って遊ぶためと思われるトリケラトプスがいます。 Yukisasanoyu lobby 「大人は乗っちゃダメ!」との貼り紙がありましたので、これに乗ろうとした大人が過去にいたことが推察されます。

雪ささの湯内湯と洗い場

内湯と洗い場

北さんのセリフ 「その時いい湯だなと思ったんだけど、えらい混んでてねえ。洗い場の席の順番待ちで、十数人が並んでいるくらい混んでたんだよ。」

西さんのセリフ 「へえ~、洗い場って10個くらいあるけど、それでも足りないんだ…。」

北さんのセリフ 「十数人の男が湯船の周りにズラッと列をつくって、何をするでもなく、ただ待ってる状態でさ。もちろん裸だからね、手持無沙汰にぶらぶらさせてるわけだよ。」

西さんのセリフ 「そりゃ、裸で何もすることなけりゃ、ぶらぶらさせるわな。」

北さんのセリフ 「十数人のぶらぶらに見守られて、アナタ、風呂に入ったことありますか?」

西さんのセリフ 「それは、ないねえ。」

北さんのセリフ 「それで、なんか落ち着かなくてさ…。疲れてたし眠いし明日また来ればいいやと思って、その日はさっさと出ちゃったんだよなあ。」

フジロックサイト。雪ささの湯は、フジロック期間中は無休24時間営業です。

露天風呂にも洗い場がありますので、本当は10個以上あります。

雪ささの湯洗い場

洗い場

西さんのセリフ 「じゃ、次の日は?」

北さんのセリフ 「それが、次の日も行ってみたら、さらに混んでて入場制限してて、何時間待ちっていってたかな? …で結局、入るのあきらめたんだよ。」

西さんのセリフ 「へええ、フジロックってそんなに人来るんだ…。」

北さんのセリフ 「そんなわけで、絶対今度は人がいない時に来てやる!って、思ったわけよ。」

西さんのセリフ 「なるほどね~。確かにこのお湯は、じっくり味わいたいお湯だよね。」

西さんと北さん、次は露天風呂に出てみました。

雪ささの湯露天風呂

露天風呂

北さんのセリフ 「やっぱり露天風呂はいいなあ~。」

西さんのセリフ 「そうだねえ。でも、外だと匂いが弱くなるかなあ。この温泉は、内湯のほうが鉄さび臭がこもってる感じでいいかも。」

北さんのセリフ 「しかし、にごり湯ってのは、いいもんだね。いかにも温泉に入っているって感じがするよ。」

西さんと北さん、ゆっくりと雪ささの湯を満喫して、風呂から上がってきました。

雪ささの湯休憩スペース

休憩スペース

西さんのセリフ 「いい湯だったねえ。」

北さんのセリフ 「な、ここまで来たかいがあっただろ。」

西さんのセリフ 「確かに。」

休憩スペースで休みながらも、にごり湯の余韻がポカポカと続き、大満足の西さん北さんなのでした。 さて午後は、「秘湯」貝掛温泉へと向かう予定。 (→ 貝掛温泉 貝掛温泉館へ続く)

(2013年 4月)

フジロックの来場者数は、2012年は延べ14万人だったらしいです。

西さん の感想 & 評価

濃いにごり湯に、さび鉄の匂いと、お湯の存在感はかなりのもの。浴室の壁も美しく、素晴らしい温泉。

4.0点

北さん の感想 & 評価

温泉に入ったという充実感が大きい温泉。施設もきれい。ぜひとも混んでいない時に来るのがおすすめ。

3.0点

→点数のつけ方

温泉施設

住所
新潟県南魚沼郡湯沢町三国355
電話
025-780-9500
Web
雪ささの湯
営業
[4月~7月下旬]10:00~21:00 [フジロック期間]24時間営業 [7月下旬~9月中頃]9:00~22:00 [9月中頃~11月末]10:00~21:00 [12月~3月末] [平日] 10:00~22:00 [土日祝] 9:00~22:00
定休
[4月~7月下旬、9月中頃~11月末] 木曜
[上記以外] 無休
料金
大人 800円(WEBクーポンで200円引)/小人 400円
浴槽
男女別内風呂・男女別露天風呂

温泉データ(温泉分析書等より)

(調査日 2005年6月21日)

泉質
カルシウム・ナトリウム - 塩化物・硫酸塩泉 (低張性中性高温泉)
湧出地
新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国371-3
泉温
48.0℃(気温 29℃)
湧出量
320 L/分(動力揚湯)
pH値
7.0
成分総計
5.0092g/kg
知覚
殆ど無色澄明で、微塩味・苦味・渋味、微土臭を呈する。

今日の駅弁

いくらたらこめし
いくらたらこめし外見 いくらたらこめし全体

いくらたらこめし

(越後湯沢駅で購入)

いくらたらこめしと言いつつ、タラコはたくあんの下に隠れててよく見えませんでした。 イクラのオレンジ・錦糸玉子の黄色・きざみ海苔の黒・煮シイタケの茶色というように、配色のコントラストが美しい駅弁。 味のほうは、やはりイクラが美味しい。イクラ以外はぱっとしないが、イクラとご飯(魚沼産コシヒカリ)のうまさだけでけっこう満足。(1,000円) ( 駅弁 川岳軒)

  • 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
  • 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。

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