Shimosuwa Onsen Dokusawa-kosen Kaminoyu
下諏訪温泉 毒沢鉱泉 神乃湯
長野県諏訪郡下諏訪町社7083
色はオレンジ、味レモン。レアな泉質で存在感抜群の「神の湯」につかれば、ご利益あるかも!?
濃いオレンジ色のにごり湯は、口に含むとレモンのような酸っぱさがあり、お湯の存在感は特筆もの。 泉質の面からも稀有な温泉。 冷たい源泉浴槽と温かい加温浴槽に交互に入る「温冷浴」にハマる人続出。
毒沢鉱泉は戦国時代には武田信玄の隠し湯とされ、その効能を敵方に悟られないよう、信玄が「毒沢」と名付けたとも伝わる。 古くから湯治場として知られた歴史ある温泉。
諏訪大社下社春宮の裏手にあたる、静かな山の中の一軒宿。 諏訪大社めぐりなど諏訪観光の合間にはぜひとも足をのばして立ち寄りたい。
アクセス
エリア・沿線
甲信越 - 長野県
JR中央本線
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東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅京王 1時間 京王線 \370
- 高尾駅JR 3時間10分 中央本線 \2,640
- 下諏訪駅徒歩 46分 3.1km 標高差140m
- 毒沢鉱泉 神乃湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR 4時間05分 中央本線 \3,740
- 下諏訪駅※循環バス あざみ号 11分 萩倉・星が丘線 (星が丘先回り) \150
- 星が丘上バス停徒歩 10分 0.6km 標高差43m
- 毒沢鉱泉 神乃湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR特急 2時間20分 あずさ etc. 指定席※\5,980
- 上諏訪駅JR 5分 中央本線 \ -
- 下諏訪駅※循環バス あざみ号 7分 萩倉・星が丘線 (町屋敷先回り) \150
- 注連掛(南)バス停※徒歩 16分 1.0km 標高差85m
- 毒沢鉱泉 神乃湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅JR特急 2時間30分 あずさ etc. 指定席※\5,980
- 下諏訪駅※循環バス あざみ号 8分 赤砂・東山田線(左回り) \150
- 万治の石仏バス停徒歩 26分 1.7km 標高差125m
- 毒沢鉱泉 神乃湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅 (新南改札)徒歩 2分
- バスタ新宿 (4階)高速バス 3時間13分~25分 諏訪岡谷線 \3,500
- 下諏訪駅徒歩 4分 0.3km
- 友之町駐車場※レンタサイクル 30分 2.8km \100/1時間
- 毒沢鉱泉 神乃湯
名古屋からのアクセス
- 名古屋駅JR 3時間40分 中央西線 \3,410
- 下諏訪駅(以降は前記同様)
名古屋からのアクセス
- 名古屋駅JR特急 2時間 しなの etc. 自由席※\5,610
- 塩尻駅JR 20分 中央本線 \ -
- 下諏訪駅(以降は前記同様)
名古屋からのアクセス
- 名古屋駅徒歩 5分
- 名鉄バスセンター(3階)高速バス 2時間55分 松本・長野方面 \2,800~\3,800
- 長野道岡谷バス停徒歩 35分 2.6km
- 新屋敷バス停※スワンバス 27分 外回り線 \150
- 春宮大門南バス停徒歩 40分 2.6km 標高差140m
- 毒沢鉱泉 神乃湯
東京からのアクセス
- 新宿
- 京王
- 高尾
- JR
- 下諏訪
- 徒歩
4:56 \3,010
- 新宿
- JR
- 下諏訪
- バス
4:26 \3,890
- 新宿
- JR特急・JR
- 下諏訪
- バス
2:48 \6,130
- 新宿
- JR特急
- 下諏訪
- バス
3:04 \6,130
- 新宿
- 高速バス
- 下諏訪
- レンタサイクル
3:49~4:01 \3,600+
名古屋からのアクセス
- 名古屋
- JR
- 下諏訪
- (以降は前記同様)
3:40+ \3,410+
- 名古屋
- JR特急
- 塩尻
- JR
- 下諏訪
- (以降は前記同様)
2:20+ \5,610+
- 名古屋
- 高速バス
- 長野道岡谷
- 徒歩
- 新屋敷
- バス
- 春宮大門南
- 徒歩
4:42 \2,950~\3,950
- JR中央線を走る特急「あずさ」「かいじ」には自由席が無く、「指定席特急券」「座席未指定券」という2種類の指定席があります。 どちらも同じ料金で、通常期・繁忙期・閑散期の区分はありません。 ただし、購入する場所・方法によって価格は異なります。 (ネット<駅<車内、「えきねっとチケットレスサービス」「えきねっとトクだ値」等参照。) 「座席未指定券」は、空いている席はどこでも座れますが、優先権はありません。 したがって、その席の「指定席特急券」を持っている人が来た場合、その人に席を譲らなければなりません。
- 上記以外のJR特急の指定席料金は、最繁忙期は930円、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本の きっぷあれこれ_特急券 参照)
- あざみ号・スワンバスは、バス車内で1日乗車券(大人\300)も販売しています。
- 注連掛(しめかけ)というバス停は3か所にあり、それぞれ40m~50mほど離れた位置にあります。 時刻表上は注連掛西、注連掛北、注連掛南と表記され、バスの向かう方向によりそのうちのどれかに停まります。 しかし、現地のバス停標柱は3つとも全て「注連掛」となっています。 (西/北/南は書いていないので非常にわかりにくい。) 注連掛バス停からバスに乗るときは、違う注連掛バス停でバス待ちをしないよう十分注意する必要があります。 (ちなみに注連掛から下諏訪駅に向かう場合は「注連掛北」バス停で乗車します。)
- 友之町駐車場のレンタサイクルは、電動アシスト付きで、要身分証。 3月~10月は受付時間 9:00~16:00(返却は17:00まで)、11月~2月は受付時間 9:00~15:30(返却は16:30まで)で、1時間100円(E-BIKEは500円)です。 予約・問合せは Tel 0266-27-0005 または 0266-27-1111。 また、「しもすわ今昔館おいでや」でも同様にレンタサイクルがあります。 こちらの予約・問合せは Tel 0266-27-0001。
- 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物
- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
春まだ浅い3月。本日の温泉旅行は、諏訪大社のおひざもと、諏訪地方です。 下諏訪駅で電車を降りた西さん北さん、まずは諏訪大社下社春宮をさらりと見てから「毒沢鉱泉神乃湯」へと向かいます。 でもその前に、「万治の石仏」も見逃す手はありません。
万治の石仏
「おーっ…。」
「…なんか、すごいな。」
「うん…。写真で見るとユーモラスな感じかと思っていたけど、実物はなかなか迫力あるね…。」
「もしこれがワンピースだったら、ぜったい後ろに『どーんっ』て出るよなあ。」
「…。」
「いや、いい意味で、だよ。」
とりあえず石仏の周りを3周してから、いよいよ神乃湯へと向かう西さん北さん。 急な上り坂を上ったり緩やかな上り坂を上ったりすると到着です。
外観
「要するに、ずっと上り坂ってことか~。」
「はあ~、やっと着いたな…。…これが、神乃湯か…。」
「ふーむ、これ、狛犬かな? なぜここに?」
「んん~、なんか、雰囲気が怪しげ…。」
さっそく建物の中に足を踏み入れます。玄関入ってすぐのロビーの隅には、アンティーク調の薪ストーブが鎮座。 ロビーには七福神や薬師如来像がまつられています。
♨ 万治の石仏は、岡本太郎氏が「世界中歩いているがこんな面白いものは見たことがない」と絶賛したことで有名になったそうです。 お参りの仕方として「願い事を心で唱えながら時計回りに三周する」のが提唱されています。
♨ 「ONE PIECE(ワンピース)」は尾田栄一郎氏作の人気マンガ。
ロビーのストーブ
「何やら、厳かな感じ…。」
「薄暗いな…。ああ、祭壇があるじゃん。神の湯っていうくらいだから、やっぱ、神様がまつられてるんだ。」
「温泉に来たというより、お寺か神社に来たような感覚だねえ。」
「あ、それ、言えてる。」
浴場は母屋から渡り廊下を歩いた先にあります。
♨ 神乃湯のウェブサイトによると、宿泊して神様的な神秘体験をしたお客さんが多いらしいです。 もともと諏訪は神さまに近いお土地柄なので、そんなこともあるのかもしれません。
渡り廊下から見た浴場
浴室は内湯のみのシンプルなつくり。大きな浴槽と小さな浴槽、そして飲泉ができる源泉があります。
大きな浴槽(加温)
「おーっ! 色、濃い!」
「ほんと! なんか、すごそうなお湯だな。」
さっそく大きな浴槽につかる二人。こちらは加温されている浴槽です。
「うん、いい湯加減。」
「ふ~む、匂いは、硫黄臭と鉄サビ臭が合わさったような、なんか、独特…。」
「でもこの濃いーにごり湯は、いかにも温泉って感じで、いいんじゃない?」
「まあな。…で、こっちの小さい湯船は…冷たっ! ああ、加温してない源泉なんだ。」
小さな浴槽(非加温源泉)
「冷たいのか…。どう、入れそう?」
「がんばれば、入れないことは…いや無理! 冷たすぎる!」
「それは残念。…お、飲泉ができるじゃん。」
飲泉
「よし、どれどれ…、…んんっ、けっこう、酸っぱい。」
「わっ、ほんとだ! レモン味?」
「要するに、酸性だね。 しかし、源泉はポテンシャル高いと思うけど、入るにはさすがに冷たいし…。 加温してるほうは、ちょっとお湯がへたり気味のような気がするんだよな…。」
「そんなもんかねえ~。それより、窓を開けてみようか。…うん、新鮮な森の空気! ちょっと露天風呂っぽくなるじゃん!」
ムササビの家
湯船につかったり、涼みにベランダに出てムササビの家を観察したりして、ゆっくりすごした西さんと北さん。 風呂上がりには休憩室でくつろぎます。
休憩室
「ふー、なんか疲れが出てきたよ。」
「そうだなあ。やっぱり、パワーのあるお湯なのかなあ。」
「う~ん、よくわからん。でも源泉湯船に入れなかったのがちょっと悔しいな…。夏とか暑い時期なら、いけるかも…。」
特に霊感もなければ信仰心もない西さんと北さん。 おそらくご利益も何もないでしょうが、ともかくも神乃湯にて稀有なお湯を体験した二人なのでした。
(2019年 3月)
♨ 浴場からさらに先には神殿があります。 入浴の前に神殿に参拝するのが正しい入浴法らしいです。
の感想 & 評価
源泉はポテンシャル高いけど、加温浴槽は源泉の個性がだいぶ弱まってる感じ。冷たい浴槽が平気な人には良い温泉かと。
2.5点
温泉施設
- 住所
- 長野県諏訪郡下諏訪町社7083
- 電話
- 0266-27-5526
- Web
- 毒沢鉱泉 神乃湯
- 営業
- 10:00~21:00
(土日祝・休前日等は~15:00) - 定休
- 不定休(要電話確認)
- 料金
- 800円
- 浴槽
- 男女別内風呂(源泉水風呂あり)
- 設備
- 脱衣所にロッカーなし(廊下に貴重品ロッカー(無料)あり)
温泉データ(温泉分析書等より)
(分析日 1998年1月5日)
- 泉質
- 含鉄(Ⅱ) - アルミニウム - 硫酸塩冷鉱泉 (低張性酸性冷鉱泉)
- 源泉
- 毒沢鉱泉
- 源泉住所
- 長野県諏訪郡下諏訪町社7083
- 泉温
- 2.0℃(気温 2℃)
- 湧出量
- ? L/分※
日本秘湯を守る会のウェブサイトなどによると、湧出量は 7.5 L/分
- pH値
- 2.5
- 成分総計
- (陽イオンと陰イオンの合計値) 1.5092 g/kg
今日の寄り道
伏見屋邸
伏見屋邸は、諏訪大社下社春宮と秋宮のほぼ中間地点、旧中山道沿いにある、木造二階建ての旧商家です。 建てられたのは1864年と推定されています。(1864年は、ときは幕末、新鮮組による池田屋事件、第一次長州征伐などがあった年。) この歴史ある建物を復元修理し、旅行者の休憩所や住民の交流の場として、無料で開放しています。
入るのにちょっと躊躇するかもしれませんが、年季の入った木の扉を開けると、話好きの地元の方が迎えてくれます。 お茶をすすりながら世間話をしたり、昔の写真を見せてもらったりするのが、なかなか良いですよ。
[開館時間] 9:00~17:00(入館は16:30まで)
[休館日] 月曜日・祝日の翌日・12/28~1/4
(→下諏訪観光協会サイト 伏見屋邸)
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。