伊東温泉 和田寿老人の湯
静岡県伊東市竹の内2-7-24
江戸時代以前に始まる伊東温泉発祥の湯。無色透明の新鮮なお湯は、将軍や俳人も好んだ「和田の大湯」
無色透明、クセのない新鮮なお湯が大量に浴槽の真ん中から噴き出している。
伊東市の中心部にあり、伊東市内の観光の途中にも立ち寄りやすい立地。
江戸時代以前(1598年)、当時の和田村の名主によって開かれたという伊東最古の温泉。江戸幕府三代将軍徳川家光にも献上され、ほかの共同浴場とは別格に位置付けられる。大正期の俳人・種田山頭火も和田湯を好んだと伝えられている。
アクセス
エリア・沿線
東海 - 静岡県
JR伊東線
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東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅小田急 1時間40分 小田原線 \900
- 小田原駅JR 1時間 東海道本線~伊東線 \680
- 伊東駅徒歩 13分 1km 標高差-3m
- 和田寿老人の湯
東京(品川)からのアクセス
- 品川駅JR 2時間30分 東海道本線~伊東線 ¥ 2,310
- 伊東駅徒歩 6分
- グレートネイチャーツアーズ
伊東オフィス※レンタサイクル 4分 ¥ 1,500/2時間~ - 和田寿老人の湯
東京(品川)からのアクセス
- 品川駅踊り子号 1時間40分 自由席※\3,670
- 伊東駅東海バス 4分 \170
- 和田湯会館バス停徒歩 0分
- 和田寿老人の湯
東京(品川)からのアクセス
- 品川駅新幹線 40分 こだま etc. 自由席※\4,070
- (熱海駅のりかえ)JR 25分 伊東線 \ -
- 伊東駅(以降は前記同様)
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅小田急特急 1時間25分 ロマンスカー 指定席 \1,810
- 小田原駅JR 1時間 東海道本線~伊東線 \680
- 伊東駅(以降は前記同様)
静岡からのアクセス
- 静岡駅JR 1時間50分 東海道本線~伊東線 \1,690
- 伊東駅(以降は前記同様)
静岡からのアクセス
- 静岡駅新幹線 40分 こだま 自由席※\3,450
- (熱海駅のりかえ)踊り子号 25分 自由席※+\520
- 伊東駅(以降は前記同様)
東京からのアクセス
- 新宿
- 小田急
- 小田原
- JR
- 伊東
- 徒歩
2:53 \1,580
- 品川
- JR
- 伊東
- レンタサイクル
2:40 \3,810
- 品川
- 踊り子号
- 伊東
- バス
1:44 \3,840
- 品川
- 新幹線
- 熱海
- JR
- 伊東
- (以降は前記同様)
1:05+ \4,070+
- 新宿
- 小田急ロマンスカー
- 小田原
- JR
- 伊東
- (以降は前記同様)
2:25+ \2,490+
静岡からのアクセス
- 静岡
- JR
- 伊東
- (以降は前記同様)
1:50+ \1,690+
- 静岡
- 新幹線
- 熱海
- 踊り子号
- 伊東
- (以降は前記同様)
1:05+ \3,970+
- 新幹線を含むJR特急の指定席料金は、最繁忙期は930円、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本の きっぷあれこれ_特急券 参照)
- グレートネイチャーツアーズ伊東オフィスは東海館の手前のスクランブル交差点角にあるビルの地下にあります。
- バスでの伊東観光なら、東海バスの「伊東・伊豆高原2日券」がお得かもしれません。 伊東市内・伊豆高原を走る東海バスが2日間乗り放題で、大人1,800円/小人900円です。
- 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物
- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
伊東温泉七福神の湯めぐり・3湯目
(2湯目 毘沙門天芝の湯からの続き。1湯目は恵比寿あらいの湯)
本日は伊東温泉で七福神湯めぐりをしている西さんと北さん。3湯目は、毘沙門天芝の湯から歩いて8分ほどの「和田寿老人の湯」です。芝の湯から来る場合は、和田寿老人の湯は建物の正面ではなく、反対側から来ることになります。
寿老人
「ん? なまこ壁だな…、あ、和田寿老神の湯って書いてる。ここだ。」
「お、寿老人あったよ。へー、これかあ…。ここの建物もまだ新しいんだな。」
和田湯会館外観
「そうみたいね。しかし、これまた大きいよな。もうちょっと、庶民的なかんじを予想してたんだけど。」
「まあ、大きいに越したことはないでしょう。ほら、これ、『和田の大湯』だってさ。きっと大きい湯船って意味だよ。」
のれん
「えー、大湯って、そういう意味かあ? 違うような気がするが…。」
「いや、きっとそうだ。いいことじゃん。」
「まあ、いいや。そういうことにしておこう。」
さっそく入ってみます。脱衣所はこざっぱりとした印象。
脱衣所
「確かに新しくてきれいだけど、庶民的といえば庶民的だな。」
「そうね。要するに、観光客向けの商売じゃないってことだろね。」
浴室に入ります。中央に湯船があり、湯船の周りに洗い場が並ぶ、典型的な伊東の共同浴場スタイル。
「んー、風呂場は、大きいっていえば大きいのかな…。」
「共同湯にしては大きいよ。それに、きれいですっきりしてるな。悪くないんじゃない。」
「そうだなあ、きれいなかんじなのはいいね。湯船のへりが黒御影石みたいだし。」
♨ こちらがなまこ壁。
♨ 寿老人にゆかりのお寺は、伊東の中央部・音無の森にある宝珠山最誓寺です。和田寿老人の湯からは徒歩4~5分。
♨ 現在の和田湯会館は2008年オープンです。
湯船は、中央の底に湯口があるという、これまた伊東温泉の共同浴場ではポピュラーなスタイル。
浴槽
「うんうん、かなりのオーバーフローだねえ。真ん中のパイプから吹き出るお湯で、水面が盛り上がってるじゃないですか。」
「あちちっ、ちょっと熱いぞ…。」
「そうね、ちょっと熱めかな。でもお湯のキャラ的には、このくらいがちょうどいいんだよ、きっと。新鮮なお湯でシャキッとしたらサッと上がるっていうのが、いきなんだろうね。」
「そうだなあ、じゃあ、もう上がろうか。」
「いや、待て! ちょっと待て! 今入ったばっかりだし、もうちょっと、この、大量のお湯のかけ流しをだな、」
「このお湯は、シャキッとしてサッと上がるのがいいんだよ。わかってないね~。」
「む…、…そ、そうだね…そのとおり…。じゃ、じゃあ、上がろうか…。」
「そうそう。早くしないと、七福神全部まわれないからさっ!」
北さんにうまくはめられた西さん、和田寿老人の湯をもう少し堪能したかったなあと思いつつ、気を取り直して次の七福神「松原大黒天神の湯」へと向かいます。(→4湯目 松原大黒天神の湯へ続く)
(2015年 6月)
♨ 和田湯の源泉は旧和田湯会館が建っていたところです。ちなみに、和田湯と芝の湯はどちらも玖須美財産区が管理しており、源泉は同じ。
の感想 & 評価
お湯は無色透明であまり特徴はないけど、湯量が多くフレッシュ感があるのは良い。
1.5点
温泉施設
- 住所
- 静岡県伊東市竹の内2-7-24
- 電話
- 0557-37-0633
- Web
- 伊東観光協会サイト 和田寿老人の湯
- 営業
- 14:30~22:30
- 定休
- 水曜
- 料金
- 大人 300円/小学生以下 100円
- 浴槽
- 男女別内風呂
- 備品
- シャンプー等は無し
温泉データ(温泉分析書等より)
(分析日 2014年8月19日)
- 泉質
- 単純温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)
- 源泉
- 混合泉(岡281号、岡128号):伊東市竹の内2-2-16
- 泉温
- 52.8℃
- pH値
- 8.2
- 成分総計
- 0.771 g/kg
- 知覚
- 無色、透明、無味、無臭
今日の寄り道
お湯かけ七福神めぐり
(上段左から:弁財天、寿老人、毘沙門天、福禄寿、大黒天、恵比寿、布袋、湯の花通り商店街のぼり)
湯の花通り商店街のあちこちに七福神が点在していまして、探してお湯をかけてあげましょう、という企画。湯の花通り商店街でのお買い物ついでにどうぞ。
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。