電車温泉日帰り旅行記

伊東温泉七福神の湯めぐり・7湯目

（6湯目 鎌田福禄寿の湯からの続き。1湯目は恵比寿あらいの湯）
本日は伊東温泉で七福神湯めぐりをしている西さんと北さん。七福神のうち六福神をまわり、残りは布袋のみ。というわけで、ようやく岡布袋の湯に到着です。

「いよいよ、七福神ラスト、だな。」

「ああ、長かった…。ほんと、疲れた…。」

「しかし、ここは、活気があるというか、にぎやかじゃない？」

「そうだねえ。お客さん多いみたいだしね。」

入って、脱衣所へ。

「あ、なんか、モダンっていうか、昭和レトロっぽい。」

「確かに、この青緑色のロッカー、いい味出してるよ。」

さっそく浴室へ。岡布袋の湯は、何と言っても浴槽が二つあるのが特徴。左右に小さめの二つの浴槽が並び、その周りが洗い場です。

「へー、これはちょっと個性的、かな？　二つあるよ。」

「湯船が二つと言うのは、伊東の共同浴場では、ここだけかも。」

「お湯は、同じなのかな。」

「さて？　とりあえず入ってみよう。」

とりあえず右の浴槽に入る西さんと北さん。

「うん、いい湯加減。」

「お湯も鮮度がいい感じがするなあ。いい湯だねえ。」

「よし、それじゃああっちの湯船に入ってみるか。」

北さん、左側の湯船に入ってみます。

「どう？　なんか違う？」

「こっちの方がお湯熱いな。42度くらいかな？」

「ああ、温度の設定を変えてるわけね。じゃあ、熱めとぬるめを行ったり来たりってことができるんだ。」

「温度的には、ここが一番入りやすいな、今日行ったなかでは。」

七福神のラストということで、心置きなく岡布袋の湯を堪能して、外に出てきました。

「いやあ、ホントに一日で七福神全部まわるとは思わなかったよ…。もう、へとへと…。」

「温泉入るのも疲れるわ…。でもコンプリートした達成感あるねえ。よかったよかった。」

「もう一つの布袋の湯には、またいつか来るとするか～。」

「…え？　もう一つの布袋の湯？　布袋の湯って、まだあるの？」

「ああ、布袋だけなぜか二つあって、七福神の湯は全部で８つあるんだよね～。…知らんかったの？」

「なに！　ホントか！？　…じゃ、まだコンプリートしてないのか…。」

「あっ、いや、でも、ほら、七福神まわったことに、変わりないからさ、うんうん。だから、今日はこれでビールに…」

「それはいかん！　もう一つの布袋の湯、行くぞ！　ここまで来たら、絶対行かないと！」

「でも、もうビール…」

「コンプリートのあとにしよう！　さあ、早く！」

「…しまった…言わなきゃよかった…。」

というわけで、まさかの延長戦突入の七福神湯めぐり、いよいよ本当のラストの小川布袋の湯へとなだれ込むのでした。（→8湯目 小川布袋の湯へ続く）

（2015年 6月）