電車温泉日帰り旅行記

今日は、日帰りで伊香保温泉にやって来た西さんと北さん。渋川駅からバスで伊香保温泉につき、さっそく石段の湯を目指して石段を上りはじめました。石段の中央には温泉が流れ、石が朱色に染まっています。

石段を流れる温泉

「ほお、石段が赤茶色になってるよ。伊香保温泉に来たって感じだねえ～。」

「へ～、ここで足湯もできるんだ。」

「この石段はまだ新しいみたいだけど、ずいぶん赤くなってるなあ。要するに、それだけ鉄分が多いってことだな。」

石段を上りはじめてほどなく、石段の湯に到着しました。外観は白壁・瓦ぶきの共同浴場です。

外観

「あ、もうついた。建物は和風だけど、ずいぶんすっきりした感じじゃん。」

「できてまだ新しいっぽいね。」

浴槽

地元のお客さんのほか、シーズン中は旅行客で混むこともある石段の湯。この日は夏休みが終わった直後で、比較的ゆっくり湯船に入れました。

「浴室は純和風ってわけでもないんだ。ちょっとレトロな感じかな。」

「お湯もなかなかいい湯だよ。全体的に、無駄に豪華にしてない感じがいいね。」

湯口

「タヌキの湯口も赤茶けてきてるねえ～。」

「ありゃライオンだろ。」

「え？ そう？ タヌキみたいだけど。」

「ライオンなの！ ライオンって決まってるの！」

「そうなの？ タヌキだと思うけどなあ…。」

西さんと北さん、石段の湯のお湯をゆっくり楽しみ、休憩処に出てきました。

休憩処からの眺め

「なかなかいい眺めだねえ。あっちは赤城山かな？」

「お、ウッドデッキがあるよ。天気もいいし、ここでお茶でも飲んでいこう。」

ウッドデッキ

テラスに作られたウッドデッキでお茶をすすりつつ、しばらく休んだ西さんと北さん。石段の湯を後にして、次は伊香保神社の先にある露天風呂を目指して、石段街を上りはじめたのでした。（→伊香保露天風呂へ続く）

（2012年 8月）