四万温泉 河原の湯
群馬県吾妻郡中之条町四万4228-2
無料なのに、この実力。四万温泉の奥深さがうかがい知れる、洞窟のような共同浴場




四万川と新湯川が合流する河原に据えられた共同浴場で、川床の石を積み上げたような独特の風貌。 中に入るとほの暗く、まるで洞窟の中のよう。
河原の湯は源泉に近いため、お湯は四万温泉の中でもクオリティが高いと評判。 ほのかなさび鉄の匂いのお湯を、とうとうとかけ流している。
無料であるが、管理が行き届いており清潔感がある。
アクセス
エリア・沿線
関東 - 群馬県
JR吾妻線



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東京(上野)からのアクセス
- 上野駅JR 2時間50分 高崎線etc.~吾妻線\2,640
- 中之条駅徒歩 3時間30分 16.3km 標高差302m
- 河原の湯
東京(上野)からのアクセス
- 上野駅※JR特急 2時間05分 草津 自由席※\4,000
- 中之条駅※関越交通バス 40分 四万温泉行 \930
- 四万温泉バス停徒歩 0分
- 河原の湯
東京(上野)からのアクセス
- 上野駅新幹線 50分 とき etc. 自由席※\4,940
- 高崎駅JR 1時間8分 ※四万温泉やまどり指定席 +\530
- 中之条駅タクシー 30分 16.3km 約\6,000
- 河原の湯
東京(東京)からのアクセス
- 東京駅 (八重洲中央口)徒歩 4分
- 八重洲通り 東北急行バス停※関越交通高速バス3時間30~45分 四万温泉号 \3,100
- 四万温泉バス停徒歩 0分
- 河原の湯
東京(池袋)からのアクセス
- 池袋駅東武 35分 東上線 \480
- 川越駅 (西口)※関越交通高速バス 3時間 伊香保四万温泉号 \2,800
- 四万温泉バス停徒歩 0分
- 河原の湯
東京(新宿)からのアクセス
- 新宿駅 (新南改札)徒歩 2分
- バスタ新宿 (4階)※JRバス 3時間06分 上州ゆめぐり号\2,380~\2,950
- 中之条駅南バス停徒歩 5分 0.4km
- 中之条駅(以降は前記同様)
東京からのアクセス
- 上野
- JR
- 中之条
- 徒歩
6:20 \2,640
- 上野
- JR特急
- 中之条
- バス
2:45 \4,930
- 上野
- 新幹線
- 高崎
- JR臨時列車
- 中之条
- タクシー
2:28 \11,470
- 東京
- 高速バス
3:34~3:49 \3,100
- 池袋
- 東武
- 川越
- 高速バス
3:35 \3,280
- 新宿
- 高速バス
- 中之条
- (以降は前記同様)
3:13+ \2,380~\2,950+
- JR特急の運行本数は、1日2~3本です。また、JR特急・新幹線の 指定席料金は、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本・きっぷあれこれ、 および繁忙期・閑散期カレンダー参照)
- 関越交通バス中之条駅~四万温泉のバスはだいたい1時間に1本です。
- 関越交通の中之条駅~四万温泉線では、「尾瀬カード」を利用できます。 尾瀬カードは、特定の路線バスで利用できるプリペイドカードのようなもので、販売額3,000円で4,350円分使用可能です。 使用期限なし、複数人分の運賃を1枚の尾瀬カードで精算OK、利根沼田地域や伊香保などの路線バスでも使用できます。 尾瀬カードは関越交通吾妻営業所やバス車内で購入できます。
- 「四万温泉やまどり」は、JR東日本高崎支社が運行する、大宮~中之条駅間を走る臨時快速列車です。
- 首都圏から四万温泉(または中之条駅)に向かう高速バスは以下のとおり。
- 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物

- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。

- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
群馬県は、草津温泉など多くの温泉がひしめく「湯の国」です。その群馬県の吾妻エリアにある温泉のひとつ「四万温泉」は、平安時代初期、坂上田村麻呂が蝦夷征伐のときに入湯したのに始まるといわれる歴史ある温泉です。渋川駅で吾妻線に乗り換え、中之条駅からバスに揺られた西さんと北さん、午前9時ごろ四万温泉に到着しました。

四万温泉バス停
「いよいよ着きましたねえ。」
「おっ、バス停が鹿になってるよ。そういえば、中之条駅のバス乗り場も鹿だったなあ。鹿を推す何かあるのかな?」
「ん・・・どうかね、何かあるのかもね。」
「さて、とりあえず河原の湯は、と・・・ん?もしかしてここか?」
「ああ、この下なんだ。なるほど、確かに河原だね。」

外観
「へー、なかなかの存在感だな。ちょっと要塞ぽくない?」
「そう言われると、そう見えなくもないな・・・。」
「よくこんなとこに作ったな。大雨降って川が増水したら、絶対水没するだろー。」

外観
「水没しても壊れないように、頑丈な石造りにしてるのかもよ。」
「なるほどね。」
橋のたもとから階段を下りていき、手前側が男湯です。
「よし、誰もいないよ。朝イチに来て正解だね。」
「ホントに無料なんだ。募金箱があるけど、いくら入れるかはおまかせってことか。四万温泉、太っ腹だなあ。」
浴室のドアを開けてみました。

浴室
「おおーっ・・・。」
「なんか、すげえな・・・。どっかの洞窟に迷い込んだみたいだな。」
「薄暗がりで、なかなか雰囲気があるな。さび鉄の匂いもして、いい感じだぞ。」
「正直、タダだから期待してなかったんだけど、浴槽の石とかけっこういいし、掃除も行き届いている感じだし、意外ときれいじゃん。」
浴槽は1畳ほどの大きさで、そこにお湯がかけ流されています。

湯口
「お湯はちょっと熱めで、シャキッとした感じだよ。」
「おお、眠気覚ましにちょうどいいな。やっぱり、朝イチに来て大正解だったなあ。」
「要するに、サッと入ってサッと上がるのがいいんだろうね。ぐずぐず長湯するようなお湯じゃないな。」
「そうだな。シャワーとかも無いしな。」
「しかし、外はまぶしいくらいに明るいのに、中はぼんやりほの暗くて、なかなか落ち着くなあ・・・。」
「そうか? ちょっと閉鎖感というか、圧迫感があって、あんまりリラックスできなくない?」
そんなふうにひとしきり感想を言い合っていると、旅行者らしき人が来た様子。でも浴室のドアを開けて西さん北さんがいるのを見ると、入らずに帰って行ってしまいました。

浴槽
「そうだよなあ。この状況では、入って来づらいよなあ。」
「湯船に3人、入れないこともないけど、まあ、普通は遠慮しちゃうわな。」
「あんまり長く占領しちゃ悪いから、そろそろ出るか。」
「それがいい。」
というわけで西さん北さん、四万温泉の次なる温泉に向かいます。といっても、河原の湯から歩いて2分ほどの距離ですが…。(→積善館 元禄の湯へ続く)
(2013年 4月)
の感想 & 評価
シャキッとして力強い温泉。これほどのお湯を無料で開放しているのだから、良心的すぎる。
3.0点
温泉施設
- 住所
- 群馬県吾妻郡中之条町四万4228-2
- 電話
- 無し (四万温泉協会:0279-64-2321)
- Web
- 四万温泉協会_河原の湯
- 時間
- 9:00~14:00
- 定休
- 無休
- 料金
- 無料(善意の寄付)
- 浴槽
- 男女別内風呂
- 備品等
- シャワー、石鹸、シャンプー等は無し
- 設備
- 脱衣所にロッカーは無し
温泉データ(温泉分析書等より)
(調査日 2007年8月21日)
- 泉質
- ナトリウム・カルシウム - 塩化物・硫酸塩泉 (低張性中性高温泉)
- 湧出地
- 群馬県吾妻郡中之条町大字四万字新湯4230・乙4231地先
- 泉温
- 63.6℃(気温 26.0℃)
- 湧出量
- 測定せず※ (自然湧出)
環境省による「平成26年5月 四万温泉国民保養温泉地計画書」によると、河原の湯源泉の湧出量は 33.2 L/min
- pH値
- 6.5
- 成分総計
- 2.07 g/kg
- 知覚
- 無色透明、僅かに茶色の浮遊物あり
今日の駅弁



上州の朝がゆ
(高崎駅で購入)
高崎の駅弁屋さん「たかべん」が販売している「上州の朝がゆ」。エビと栗が浮かぶ、おかゆの駅弁です。 販売時間は7時から9時まで・1日限定100食のみの販売なので、それなりに早起きしないと買えません。 味は、かなりの薄味です。でも朝ですから、このくらいがちょうどいいのかもしれません。
(350円) ( たかべん)
※2019年5月に販売終了
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。