Rokuryu-kosen
六龍鉱泉
東京都台東区池之端3-4-20
東京の古き良き黒湯銭湯。But、熱すぎるお湯と深すぎる浴槽は、もはや黒湯サディスティック
透明度は30cmほど。ウーロン茶のような色の黒湯。
適温湯と高温湯の二つの浴槽がある。ただし適温湯といっても45度はある。高温湯は並外れて熱く、深い浴槽。
唐破風の入口、錦帯橋の銭湯絵、脱衣所の天井にはプロペラ扇風機。創業1931年(昭和6年)、戦前から続く、昔ながらの銭湯。
六龍鉱泉は2020年8月15日をもって廃業しました。
アクセス
エリア・沿線
関東 - 東京都
東京メトロ千代田線
駅名/バス停名クリックで駅探/NAVITIMEが開く
上野からのアクセス
- 京成上野・JR上野駅徒歩 14分 1.1km
- 六龍鉱泉
上野からのアクセス
- 上野駅徒歩 6分 0.4km
- 上野公園バス停都営バス 5分 \210
- 池之端二丁目バス停徒歩 6分 0.5km
- 六龍鉱泉
西日暮里からのアクセス
- 西日暮里駅東京メトロ 3分 千代田線 \170
- 根津駅徒歩 7分 0.5km
- 六龍鉱泉
アクセス
- 上野
- 徒歩
0:14 \0
- 上野
- バス
0:17 \210
- 西日暮里
- 東京メトロ
- 根津
- 徒歩
0:10 \170
- 東西めぐりんは、行き(上野駅から鴎外旧居跡)は大回りするため時間がかかります。 帰り(鴎外旧居跡から上野駅)の所要時間は6分前後です。
- 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物
- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
東京の誇るべき温泉といえば「黒湯」。今日は黒湯の銭湯「六龍鉱泉」に行こうと、上野にやって来た西さんと北さんなのでした。左に不忍池を眺めながら、てくてく歩いていきます。3時半を少しまわったころに六龍鉱泉につきました。
外観
「ほお、唐破風か。銭湯といったらこうじゃないとね。」
「どっしりとした雰囲気だな。」
脱衣所に入ってみると、まだ開場して間もないのに、すでに数人の常連さんらしきお客さんが来ていました。
脱衣所
「天井も高くて、なかなか立派なつくりだね。」
脱衣所の天井
「お、庭に鯉まで泳いでるじゃん。」
浴室に足を踏み入れると、ブルーを基調にした高い天井にある天窓から、午後の光がさんさんと降り注いでいました。正面の錦帯橋の銭湯絵と、横壁の西洋風のタイル絵がさわやかです。この明るい浴室からは、これから起こる悲劇の予感など、みじんも感じられません。
♨ 上野駅から来る場合は、この電柱看板を目印に左に入ります。
♨ 上野に近いこともあってか、六龍鉱泉は外国人向けの旅行ガイドにも紹介されているらしいです。
浴室
「ずいぶん明るいねえ。古い銭湯だから薄暗いかと思っていたけど、全然違ったな。」
六龍鉱泉の黒湯の浴槽は、適温湯と高温湯に分かれていて、適温湯は一部泡風呂になっています。まずは適温湯に入ることにした二人。
銭湯絵
「わっ! 熱っ!」
「ほんと、熱いな…。これじゃ、長湯はできないねえ。要するに、サッと入ってサッと上がるのが粋なんだろうね。」
熱い湯が苦手な北さん、適温湯に10秒も入っていられません。なのに高温湯が気になるようです。
浴槽
「そっちはもっと熱いのか…。ものは試し、ちょっと入ってみるか~。」
「こっちのお湯でも熱いんだから、そっちはもっと入れないんじゃないの?」
高温湯の浴槽はとても深いので、足先から徐々にお湯につかるといった芸当はできない仕組みとなっています。
「!!!」
「ほら見ろ。」
「☆※!▼ツッ!!」
「静かにしろよ。」
ようやく湯船から脱出した北さん。
「…死ぬかと思った…。」
西さんと北さん、ゆっくり湯船につかることはあきらめ、さっさと引き上げることにしました。
「風呂から上がってもまだ温かいねえ。」
「体がまだじんじんしてるよ…。火傷したみたいだよ…。」
風呂に入ってリラックスするどころか、うっすら敗北感を味わいつつ、すごすごと帰路についた北さんなのでした。
(2013年 3月)
♨ 黒湯は、植物の堆積物からできる「フミン酸」がお湯に溶けていることにより、色が黒く見えます。東京には多くの黒湯の温泉があります。
♨ 東京の銭湯では、湯温45度くらいは珍しくありません。地元の人ならともかく、たいていの旅行者にとっては熱いかと思います。
の感想 & 評価
昔ながらの、ちょっと懐かしさのある雰囲気。お湯もシャキッとしてる感じ。
2.0点
温泉施設
- 住所
- 東京都台東区池之端3丁目4-20
- 電話
- 03-3821-3826
- Web
- -
- 営業
- 15:30~23:00
- 定休
- 月・木曜
- 料金
- 大人(12才以上) 470円/小学生 180円/未就学児 80円
- 浴槽
- 男女別内風呂(泡風呂あり)
- 備品
- シャンプー等は無し
温泉データ(温泉分析書等より)
(注)以下のデータは1931年の分析にもとづきます。
- 泉質
- ナトリウム - 炭酸水素塩冷鉱泉 (低張性(弱)アルカリ性冷鉱泉)
- 泉温
- -
- pH値
- -(アルカリ性)
- 成分総計
- 固形物総量 1.2770 g/kg
- 知覚
- …帯赤黒褐色澄明ノ液ニシテ、微量ノ異物ヲ認メ、異臭無ク、…
今日の駅弁
深川めし
(上野駅で購入)
東京を代表する駅弁のひとつが「深川めし」。あさりと穴子がのった駅弁です。深川めしというくらいですから、あさりが主役だと思うのですが、穴子が目立ちます。でも、あさりも穴子もうまいので、良し。
【お品書き】茶飯(国産米)、深川煮(あさり、油揚げ、ごぼう、生姜)、煮穴子、海苔、わけぎ、玉子焼、煮物(こんにゃく、人参、いんげん)、べったら漬、小茄子漬
(900円)
- このページで「温泉」という言葉を使用していますが、法律的に温泉としての条件を満たしているかはわかりません。
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。 特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、 最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。