Echigo-yuzawa Onsen Komakonoyu
越後湯沢温泉 駒子の湯
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢148
川端康成の小説「雪国」のヒロイン・駒子にちなんだ、スキー客に一番人気の共同浴場
越後湯沢温泉の共同浴場のなかでも、スキー客にダントツの人気を誇る、清潔感あふれる温泉施設。 洗い場はひとりずつ仕切りがあるなど、細かい気配りがある。
木がふんだんに使われた施設。広々とした浴室には大きな窓があり、雪山を眺めながら湯の中で思う存分手足を伸ばせる。
川端康成の小説「雪国」のヒロイン・駒子にちなんだ温泉。館内には「雪国」展示コーナーもある。
アクセス
エリア・沿線
甲信越 - 新潟県
JR上越線
駅名/バス停名クリックで駅探/NAVITIME・乗換案内NEXTが開く
東京(上野)からのアクセス
- 上野駅JR 3時間50分 高崎線 etc.~上越線 ¥ 3,410
- 越後湯沢駅 (東口)徒歩 15分 1.2km 最大標高差20m
- 駒子の湯
東京(上野)からのアクセス
- 上野駅新幹線 1時間25分 とき etc. 自由席※¥ 6,050
- 越後湯沢駅 (西口)徒歩 18分 1.4km 最大標高差30m
- 駒子の湯
東京(上野)からのアクセス
- 上野駅新幹線 1時間30分 たにがわ etc. 自由席※¥ 6,480
- ガーラ湯沢駅※徒歩 15分 1.2km
- 駒子の湯
東京(池袋)からのアクセス
- 池袋駅 (東口)徒歩 3分
- 西武バスのりば高速バス 2時間56分 長岡-新潟線 ¥ 2,600~¥ 6,000
- 湯沢高速バス停※徒歩 22分 1.7km 標高差-21m
- 越後湯沢駅 (東口)南越後観光バス 3分 湯沢~六日町線 ¥ 270
- 下中入口バス停徒歩 7分 0.5km 標高差 11m
- 駒子の湯
東京(池袋)からのアクセス
- 池袋駅 (東口)徒歩 3分
- 西武バスのりば高速バス 2時間56分 長岡-新潟線 ¥ 2,600~¥ 6,000
- 湯沢高速バス停※徒歩 2分
- 宮林バス停※南越後観光バス 6分 旭原(大源太)線 ¥ 160
- 越後湯沢駅 (以降は前記同様)
新潟からのアクセス
- 新潟駅JR 2時間50分 信越本線~上越線 ¥ 2,310
- 越後湯沢駅 (以降は前記同様)
新潟からのアクセス
- 新潟駅JR特急 50分 しらゆき 自由席※¥ 3,510
- (長岡駅のりかえ)JR 1時間20分 上越線 ¥ -
- 越後湯沢駅 (以降は前記同様)
新潟からのアクセス
- 新潟駅新幹線 50分 とき etc. 自由席※¥ 4,950
- 越後湯沢駅 (以降は前記同様)
東京からのアクセス
- 上野
- JR
- 越後湯沢
- 徒歩
4:05 ¥ 3,410
- 上野
- 新幹線
- 越後湯沢
- 徒歩
1:43 ¥ 6,050
- 上野
- 新幹線
- ガーラ湯沢
- 徒歩
1:45 ¥ 6,480
- 池袋
- 高速バス
- 湯沢
- 徒歩
- 越後湯沢
- バス
3:31 ¥ 2,870~¥ 6,270
- 池袋
- 高速バス
- 湯沢
- バス
- 越後湯沢
- (以降は前記同様)
3:07+ ¥ 2,760~¥ 6,160+
新潟からのアクセス
- 新潟
- JR
- 越後湯沢
- (以降は前記同様)
2:50+ ¥ 2,310+
- 新潟
- JR特急
- 長岡
- JR
- 越後湯沢
- (以降は前記同様)
2:10+ ¥ 3,510+
- 新潟
- 新幹線
- 越後湯沢
- (以降は前記同様)
0:50+ ¥ 4,950+
- 新幹線を含むJR特急の指定席料金は、最繁忙期は930円、繁忙期は730円、通常期は530円、閑散期は330円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本の きっぷあれこれ_特急券 参照)
- 越後湯沢駅から行く場合、西口からだと、距離は遠いですが上り坂はほぼ無いです。
- ガーラ湯沢駅を利用できるのは冬季のみです。
- 高速バスの湯沢バス停は高速道路の湯沢インターにあります。 湯沢バス停からJR越後湯沢駅に行くには、宮林バス停または小原バス停から路線バスに乗る方法があります。 (小原バス停に行くには三国街道に出る階段をのぼることになります。)
- 降雪・積雪等があると、上記の所要時間より時間がかかる可能性があります。
- 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
- アクセスの所要時間・距離は目安です。乗換時間や待ち時間は含みません。
日帰り温泉旅行記
登場人物
- 西さん
- 泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと存在感のあるお湯、ひなびた風情を愛する正統派温泉好き。
- 北さん
- 泉質はあまり気にかけない。露天風呂好き。眺めが良いなど、目に見える特長がある温泉が好み。
(→山の湯からの続き)
3月末のとある日、越後湯沢に日帰り温泉に来ている西さんと北さん。山の湯を楽しんだ後、駒子の湯へと歩いていきます。
外観
「駒子の湯は、スキー旅行のお客さんに一番人気らしいよ。」
「ふーん、そう…。でも昔はスキーとか行ってたけど、今はスキーしてないだろ?」
「そうだなあ、もう長いことスキーはしてないなあ。」
「じゃあ、あんまり関係ないねえ。…あ、着いたみたい。10分もかからなかったな。」
「外見は和風だな。…中は明るいウッディだよ。」
「和風モダンってやつかね。」
さっそく浴室に入ってみる二人。
浴槽
「お、けっこう広いぞ。」
「うっ、何だこれ! ずいぶん塩素臭がするな。」
「ああ、そういえばそうだね。でも、気にするほどじゃないじゃん。」
「…そうか?」
「ゆったり手足を伸ばせるし。洗い場には仕切りもあって、なかなか悪くないよ。」
洗い場
「しかしなあ、この塩素臭は、まるでプールだよ。」
「その方が清潔感があって、スキーとかから帰って来たとき、ほっとするのかもよ。」
「確かに、清潔感はあるけど…。そんなものかねえ。」
「こうして大きな窓越しに雪山を眺めながら湯につかると、スキーの疲れも吹っ飛ぶねえ。」
「いや、スキー、してないから。」
♨ 越後湯沢温泉の5つの共同浴場(山の湯、駒子の湯、岩の湯、街道の湯、宿場の湯)がセットで1,500円という「外湯めぐり券」というものもあります。 (→湯沢温泉外湯めぐり)
「雪国」コーナー
西さんと北さん、湯から上がってきました。駒子の湯は、その名のとおり小説「雪国」にちなんでいて、「雪国」に関する展示コーナーもあります。
「雪国の展示があるよ。昔の白黒写真。」
「ふ~ん、雪国か…。これは映画の写真か…。」
♨
「雪国」(1935-37年)
作者は川端康成。物語の舞台は、まさにここ湯沢町。
「雪国」コーナーの写真
「ノスタルジックでいい感じじゃん。」
「やっぱり、昔の女優さんはきれいだよな…。今の女優がきれいじゃないってわけじゃないけど。」
「これを見てると、もう一度雪国、読み返したくなるな。」
「雪国」コーナーの写真を見ている北さんを置いて、西さんは奥の和室の休憩室に来ました。
♨
上:
豊田四郎監督の「雪国」(1957年) 駒子役は岸恵子
下:
舞台「雪国」(芸術座、1970年) 駒子役は若尾文子
休憩室
「おい、来てみろよ。掛け軸も雪国だよ。雪国の有名な書き出しだよ。」
掛け軸
「書き出し? 何だっけ…。吾輩は猫である、名前はまだ無い、だっけ?」
「ちがーう! ホントに雪国、読めー!」
休憩室で、「雪国」はどんなストーリーだったか、ああでもないこうでもないと、ひとしきり盛り上がった西さんと北さんでした。
(2013年 3月)
♨ 「雪国」の書き出しは「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」です。
の感想 & 評価
確かに清潔感はあるが、塩素臭がきつすぎて、温泉に入っている気がしない。
0.5点
温泉施設
- 住所
- 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢148
- 電話
- 025-785-7660
- Web
- 湯沢町総合管理公社
- 営業
- 10:00~21:00
(受付 ~20:30) - 定休
- 木曜(祝日は営業)
- 料金
- 大人 500円/小学生以下 250円
- 浴槽
- 男女別内風呂
温泉データ(温泉分析書等より)
(2003年7月18日)
- 泉質
- ナトリウム・カルシウム - 塩化物泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温
- 57.3℃
- pH値
- 8.0
- 成分総計
- 1.073 g/kg
- 知覚
- 無色透明
今日の寄り道
駒子の像
(越後湯沢駅西口)
越後湯沢駅の西口にある駒子の像。その前を若い旅行者が「駒子って誰?」と言って通り過ぎていました。 確かに脱力もののオブジェではありますが、かようなオブジェを駅に設置しているところを見ると、おそらく湯沢では、駒子さんは有名人なのでしょう。
- 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
- 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。 特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。