車ではなく、電車・バスで行く日帰り温泉旅行記

登場人物

西さん
西さん
泉質にこだわりあり。源泉かけ流しと、ひなびた風情を何より愛する正統派温泉好き。
北さん
北さん
泉質はあまり気にかけない。眺めが良い露天風呂など、わかりやすい特長がある温泉が好き。

Yatsugatakemeitou Karasawa-kousen

八ヶ岳名湯 唐沢鉱泉

長野県茅野市豊平4733-1

湯船の周りの岩に根を張る草木のもと、日本では珍しい二酸化炭素泉の湯で八ヶ岳登山の疲れを癒す

泉質は、日本では希少で、血行促進・美肌効果があると言われる二酸化炭素泉。微炭酸味・酸味・鉄味を含んだ滋味あふれるお湯が満たす湯船を湯の花が舞う。

室内でありながら、湯船の岩は苔むし、シダが大きく育ち、3mを超える大岩から打たせ湯が流れ落ちる。ぬるめのお湯にゆったりつかれば、八ヶ岳の大自然に身をゆだねているかのよう。

八ヶ岳国定公園内に位置し、八ヶ岳登山の起点・終点に便利なロケーション。従来の山小屋のイメージとは異なり、清掃の行き届いた館内はカラフルなドライフラワーが廊下や食堂などを彩り、女性客に人気。

東京(新宿)からのアクセス
  • 新宿駅京王 1時間\360
  • 高尾駅JR 2時間50分\2,590
  • 茅野駅徒歩 5時間18.7km 標高差1073m
  • 唐沢鉱泉
東京(新宿)からのアクセス
  • 新宿駅JR 3時間50分\3,350
  • 茅野駅(西口)アルピコ交通バス 51分奥蓼科渋の湯線 \1,150
  • 渋の湯バス停山道 徒歩 1時間2km 最大標高差124m
  • 唐沢鉱泉
東京(新宿)からのアクセス
  • 新宿駅JR特急 2時間20分自由席\5,510
  • 茅野駅(西口)アルピコ交通バス 45分奥蓼科渋の湯線 \1,150
  • 渋辰野館前バス停山道 徒歩 1時間15分3.2km 最大標高差189m
  • 唐沢鉱泉
東京(新宿)からのアクセス
  • 新宿駅徒歩 2分 
  • バスタ新宿高速バス 2時間10分甲府線 \2,000
  • 甲府駅JR 1時間5分\1,140
  • 茅野駅(西口)アルピコ交通バス 23分奥蓼科渋の湯線 or
    メルヘン街道バス or
    蓼科高原ラウンドバス
    \630
  • 広見バス停徒歩 2時間50分8.9km 標高差725m
  • 唐沢鉱泉
東京(新宿)からのアクセス
  • 新宿駅徒歩 2分 
  • バスタ新宿高速バス 3時間29分蓼科線 \2,520〜\3,200
  • エクシブ蓼科バス停(冷山入口バス停経由)徒歩 1時間30分6.1km 最大標高差196m
  • 渋辰野館前山道 徒歩 1時間15分3.2km 最大標高差189m
  • 唐沢鉱泉
東京(新宿)からのアクセス
  • 新宿駅徒歩 2分 
  • バスタ新宿高速バス 2時間45分諏訪岡谷線 \2,900
  • 中央道茅野バス停タクシー 40分19.5km 約\7,900
  • 唐沢鉱泉
  • JR特急の 指定席料金は、繁忙期は720円、通常期は520円、閑散期は320円を自由席料金にプラスした金額になります。(詳細はJR東日本・きっぷあれこれ
  • アルピコ交通バスの路線バス各線は、季節運行・特定日運行が多いので注意。
  • 渋の湯バス停・渋辰野館前バス停からのルートは山道です。サンダルやハイヒールは不可、スニーカーでも苦しいかもしれません。悪天候時や夕方以降の通行は危険です。距離が短いのは渋の湯バス停からのルート、途中で八方台に立ち寄るなら渋辰野館前バス停からのルートが良いです。どちらの場合も山道は自己責任で通行してください。
  • 広見バス停は「ガーデンキッチン歩庵」のすぐ近くにあります。
  • 高速バス(諏訪岡谷線)は、茅野駅に停車する便もありますが、茅野駅着は夜となるので利用は難しいかもしれません。
  • 高速バス中央道茅野バス停からJR茅野駅までは約1.2kmです。場所はこちら→中央道茅野バスのりばご案内
  • 電車などの料金は切符(現金)を利用した場合です。ICカード乗車券利用の場合は多少金額が異なることがあります。
  • アクセスの所要時間・距離は目安です。

唐沢鉱泉への行き方

(渋の湯バス停からの道順)
  1. バス停からバスの来た道を数十m戻ると「唐沢鉱泉・八方台」の標識があるので、そこから山道に入る
  2. 山道は道から外れないように注意して、道なりにまっすぐ。途中の十字路も直進。(十字路まで約40分)
  3. 唐沢鉱泉の駐車場に出る
長野茅野八ヶ岳名湯唐沢鉱泉の地図とバス停

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日帰り温泉旅行記

(→奥蓼科温泉 渋御殿湯からの続き)
午前中は渋御殿湯を楽しんだ西さんと北さん、これから八ヶ岳登山口の宿「唐沢鉱泉」へと向かいます。八ヶ岳登山口の宿といっても、八ヶ岳登山をする予定はなく、宿の温泉だけ入る計画です。もちろん、登山の装備など全くしていませんが…。

唐沢鉱泉への山道入口

唐沢鉱泉への山道入口

西さんのセリフ 「えっと…、唐沢鉱泉に行く道が、この辺にあるはずなんだけど・・・。」

北さんのセリフ 「…もしかして…これ…か!?」

西さんのセリフ 「…そうだ。標識あるから、間違いない。」

北さんのセリフ 「うわっマジか! これ道か? 行けると思う?」

西さんのセリフ 「ここまで来たら、行くしかないだろー。」

唐沢鉱泉は標高1870mの高所にあります。冬期(1月中旬〜4月初旬)は積雪のため休業となります。

山道へと足を踏み入れる二人。

唐沢鉱泉への山道

唐沢鉱泉への山道

北さんのセリフ 「こりゃ、フツーに山道だね。」

西さんのセリフ 「そうだねえ。でも天気もいいし、要するにちょっとしたトレッキングだと思えば…。」

北さんのセリフ 「まあな。足だけひねらないようにすれば大丈夫そうだな。ところでこれ、どこまで登るの? 八ヶ岳の頂上まで?」

西さんのセリフ 「いや、八ヶ岳の頂上には行かないよ。道を間違わなければ、だけどね。」

運よく八ヶ岳の頂上に行くこともなく、道はくだりはじめました。

北さんのセリフ 「それにしても静かだねえ。頭がさえてくる感じがするよ。山登りも悪くないじゃん。」

西さんのセリフ 「ん?水の音がするぞ。沢でも流れてるのかな。」

北さんのセリフ 「きっと、唐沢だよ。」

西さんのセリフ 「ああ、そうか。じゃあ、もう近いのかな。」

唐沢鉱泉の駐車場に出て山道は終わりとなります。ようやく唐沢鉱泉に到着しました。

唐沢鉱泉外観

外観

北さんのセリフ 「いやー着いた着いた。ちょっと疲れたけど、なかなか面白かったよ。…お、唐沢鉱泉って、思ってたより大きくて立派だな。オンボロの山小屋みたいかと思ってた。」

西さんのセリフ 「ほんと、外観はおしゃれな感じだね。」

北さんのセリフ 「中は…なんか、すごいきれいだな。まだ新しいのかな?」

西さんのセリフ 「女性客に人気の宿らしいけど、わかる気がするなあ。清潔感があるよね。」

会計を済ませ、さっそく唐沢鉱泉の浴室へと向かいます。

唐沢鉱泉浴槽

浴槽

北さんのセリフ 「おっ、窓が大きくて明るい!」

西さんのセリフ 「露天風呂じゃないけど、外とつながってるかんじがするね。なかなか良い雰囲気じゃないですか。」

浴槽は、入口に近い小さめの浴槽がぬるめ、奥の大きい浴槽が湯温普通です。西さんは小さめの浴槽、北さんは大きい方の浴槽に入ります。

唐沢鉱泉浴槽

浴槽(湯温ぬるめ)

西さんのセリフ 「んん、お湯は下から出てるのか、…あれ、冷たいのも出てるな。冷たいのは源泉で、お湯は加温の循環なのかな…。」

北さんのセリフ 「鉱泉と言うくらいだから、もともとは冷たいんだよな?」

西さんのセリフ 「そうだよ。こっちの湯船はぬるめということは、こっちの方が源泉の割合が多いのかもね。湯の花もこっちの方が多い気がするし。」

北さんのセリフ 「なるほどね。でもこっちもいいよ。この岩から生えてる草だか木だかがいいかんじ。花まで咲いてるよ。こんな岩から生えててよく育つなあ。」

唐沢鉱泉浴槽

浴槽(湯温普通)

西さんのセリフ 「この岩とか草木とかで、野趣があるんだな、室内なのに。」

北さんのセリフ 「あの、打たせ湯の岩もデカいよなあ。滝をイメージしてるのかな?」

西さんのセリフ 「打たせ湯か、あれは源泉そのままかも…。」

打たせ湯にトライする西さん。

唐沢鉱泉源泉打たせ湯

打たせ湯(源泉)

西さんのセリフ 「…うわっ!冷たっ! これはさすがに冷たすぎるわ。」

北さんのセリフ 「冷たいのかあ…。じゃあ、修行するときしか使えないね。」

唐沢鉱泉のお湯を満喫した後は、食堂で休憩と軽食です。

唐沢鉱泉食堂

食堂

北さんのセリフ 「へえ〜、天井にすごいドライフラワーがぶら下がってるよ。」

西さんのセリフ 「廊下もそうだったけど、あちこちに花が飾られているよな。オーナーの趣味なんだろうね。」

北さんのセリフ 「こういうきれいな山小屋なら泊まってもいいな。山小屋って、入った途端ヘンな匂いがするとこあるじゃん? あれが嫌なんだけど、ここはそういうのがぜんぜん無いのは良いよ。」

唐沢鉱泉のある唐沢の道にはバスは通っていません。なのでバスでアクセスする場合は、渋の湯バス停もしくは渋辰野館前バス停から山道を通るのが一般的です。

西さんのセリフ 「あとはアクセスさえ良ければね。車があれば来れるけど、ここは足が無いからねえ。」

北さんのセリフ 「えっ? 足が、どうしたって?」

西さんのセリフ 「足が無いって。」

北さんのセリフ 「足なんて飾りです! 偉い人にはそれが分からんのですっ!」

本日2度目の似てる似てないをひとしきりした後は、八ヶ岳農場アイスクリームでクールダウンをする西さんと北さん。本格的な登山はしない二人ですが、それでも八ヶ岳っていいところだねと意見が一致した様子。食堂に入る乾いた日差しと清涼な風が、短い夏の終わりを告げているようでした。

(2017年 9月)

宿泊する場合は茅野駅からの送迎があります。(要予約)

の感想 & 評価

源泉はかすかな硫黄臭に酸味・鉄味がある。湯船には湯の花もあり、循環のわりには良い温泉。

2.5点

の感想 & 評価

大きな窓や岩や草木で外の自然を感じられるのは良い。でもできれば露天風呂を作ってほしい。

2.0点

→点数のつけ方

温泉施設

住所
長野県茅野市豊平4733-1
電話
0266-76-2525
HP
唐沢鉱泉
唐沢鉱泉パンフレット[PDF]
営業
(日帰り入浴)11:00〜16:00
定休
1月中旬〜4月初旬は降雪のため休業
料金
大人 700円/子供 500円
浴槽
男女別内風呂(源泉打たせ湯、サウナあり)

温泉データ(温泉分析書等より)

(調査日 2008年6月24日)

泉質
単純二酸化炭素冷鉱泉 (低張性弱酸性冷鉱泉)
湧出地
長野県茅野市豊平4733-1
泉温
10.2℃(気温 20℃)
湧出量
? L/分

唐沢鉱泉HPによると「毎分約600リットルの豊富な湯量が自然湧出しています」とのこと

pH値
4.02
成分総計
1.305 g/kg
知覚
白色無臭、炭酸味を有す

今日の寄り道

苔
苔

八ヶ岳周辺の環境は苔の生育に適しているらしく、岩や木々を苔が覆っている光景が随所で見られます。有名なのは北八ヶ岳の白駒池周辺の、いわゆる「苔の森」ですが、渋の湯から唐沢鉱泉への山道もなかなかきれいな苔を見ることができました。「本格的な登山はちょっと…」という人でも、こちらの山道は比較的お手軽に、苔が広がる森を見ることができます。天気や光の加減によっては、ジブリの世界っぽい光景に出会えるかもしれませんね。

  • 文章は個人の私見であり、必ずしも客観的事実とは限りません。
  • 記載の情報は、現在は変わっている可能性があります。特に金額については、旅行時の金額から更新していないことが多いので、最新の情報はオフィシャルホームページなどで確認してください。

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